FIA F2 Silverstone

F1候補生アントネッリが雨で大荒れのシルバーストンを逃げ切り、F2初優勝。宮田莉朋は10位|FIA F2シルバーストン スプリントレース

メルセデスのF1候補生アンドレア・キミ・アントネッリが、FIA F2のシルバーストン戦スプリントレースで優勝。F2初優勝を手にした。宮田莉朋は10位だった。

Andrea Kimi Antonelli, Prema Racing

Andrea Kimi Antonelli, Prema Racing

写真:: Andy Hone / Motorsport Images

 FIA F2の第8ラウンド、シルバーストン戦のスプリントレースが行なわれ、アンドレア・キミ・アントネッリ(プレマ)がF2初優勝。宮田莉朋(ローディン)は10位だった。

 直前に行なわれたF1イギリスGPのフリー走行3回目は、終始雨模様だった。そしてこのF2のスプリントレースもウエット。雨の確率100%とされる中、各車ウエットタイヤを装着し、ローリングスタートとなることも宣言された。

 また、レース開始後には大雨がサーキットに襲来するという情報も無線で飛び交うなど、まさに混沌とした状況で各車がセーフティカー先導でのフォーメーションラップに漕ぎ出していった。

 スプリントレースは予選上位10名がリバースグリッドとなるため、10番手だったアンドレア・キミ・アントネッリ(プレマ)がポールポジションからスタート。ローディンのゼイン・マローニが2番手から21周のレースを迎えた。

 その1周目、6番手のオリバー・ベアマン(プレマ)は、ガブリエル・ボルトレト(インヴィクタ)に仕掛けにいったところで、フロントウイングの左側を接触。翼端板を弾き飛ばしてしまった。またボルトレトは、その後ジャック・クロフォード(DAMS)を抜いて4番手に上がった。

 2周目になると雨脚が一気に強まり、マシンの後方には激しいウォータースクリーンが跳ね上げられた。

 ベアマンの翼端板がコース上に落ちていたため、3周目にはバーチャル・セーフティカー(VSC)が宣言された。しかしこの翼端板は他のマシンが跳ね飛ばしてしまう格好となり、VSCもすぐに解除された。

 しかし雨脚が急激に強まったため、4周目にセーフティカー出動。そしてすぐに赤旗が振られ、レースは一時中断となった。この中断時間中に、ウイングにダメージを負っていたベアマンは、ノーズを交換することができた。

 14分ほどの中断を挟んでレース再開が宣言された。一度マシンを降りていたドライバーは、急いでマシンに乗り込んだ。

 セーフティカー先導で2周した後、ローリングスタートでレース再開。アントネッリは順調に首位をキープし、マローニがそれに続く展開。3番手クシュ・マイニ(インヴィクタ)は蹴り出しがうまくいかずにチームメイトのボルトレトにプレッシャーをかけられたが、なんとかポジションをキープした。

 8周目、11番手を走っていたポール・アーロン(ハイテック)にホセ・マリア・マルティ(カンポス)が追突。マルティは右フロントを、アーロンは左リヤをそれぞれ大破させてしまい、ここでレースを終えることになってしまった。またマルティの後方を走っていたアイザック・ハジャー(カンポス)は、その直後に単独でコースオフしてグラベルに捕まってしまうこととなり、やはりリタイアとなった。

 この事故により、再びセーフティカーが出動した。

 13周目からレース再開。ベアマンがデニス・ハウガー(MPモータースポーツ)をオーバーテイクして8番手に浮上し、ハウガーはペースが上がらず、ずるずるとポジションを落としていった。

 ただその直後、ベアマンがターン9(コプスコーナー)で単独スピンを喫し、18番手までポジションを落としてしまった。

 16周目、5番手を走っていたヴィクトー・マルタンスとザク・オサリバンのARTグランプリ勢同士が接触。マルタンスはここでリタイアとなり、オサリバンもピットに入ってレース続行を諦めた。またベアマンもマシンをコース脇に止めリタイアを選んだ。

 このアクシデントで再びVSCが提示され、18周目からレース再開。アントネッリは後続に4秒差をつけて独走状態を築いていった。

 宮田は前を行くマシンが次々に離脱していったことで、8番手入賞圏内に上がっていた。後方からはジョシュア・デュルクセン(AIXレーシング)らがプレッシャーをかけたが、そのデュルクセンはスピンを喫し、後退していった。ただトライデントのロマン・スタニャクにオーバーテイクを許し、宮田は9番手入賞圏外に落ちてしまった。

 結局アントネッリが21周を逃げ切り、トップチェッカー。FIA F2初優勝を手にし、ファステストラップも記録した。2位にはマローニ。3位はインヴィクタの2台が最後まで激しく争ったが、ボルトレトが最終ラップの最終コーナーでオーバーテイクを成功させて3番手でフィニッシュ。しかしボルトレトは、オーバーテイクする直前のターン17でコースのイン側を通っており、さらに最終コーナー立ち上がりでもコース外を走行……ターン17のインカットについては、レース後に審議されることになったため、最終順位が変動する可能性がある。

 宮田は結局テイラー・バーナード(AIXレーシング)にも抜かれてしまい、10位でのフィニッシュとなった。

 

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