F2オーストリア・レース1:ラッセル圧勝。牧野7位、福住悔しい9位

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F2オーストリア・レース1:ラッセル圧勝。牧野7位、福住悔しい9位
執筆: 田中健一
2018/06/30 16:02

F2第6戦レッドブル・リンク戦レース1が行われ、ポールポジションスタートのジョージ・ラッセル(ARTグランプリ)が優勝を果たした。

 F2第6戦レッドブル・リンク戦レース1が行われ、ポールポジションスタートのジョージ・ラッセル(ARTグランプリ)が優勝を果たした。

 今季から採用されたニューマシンのクラッチとエンジンの不具合が認められたため、急遽ローリングスタートとなったF2。今回と次戦シルバーストン戦は、このローリングスタートで行われることになっている。

 ポールポジションのジョージ・ラッセル(ARTグランプリ)が順調に首位のポジションを確保し、以下ランド・ノリス(カーリン)、セルジオ・セッテ・カマラ(カーリン)らが続いていくレース序盤の展開となった。

 5番手以下は激戦。この中で好ペースでポジションを上げたのはルイス・デレトラズ(チャロウズ)で、7番手スタートから5番手まで順位を上げた。デレトラズのペースはその後も衰えず、6周目には4番手ジャック・エイトケン(ARTグランプリ)に迫る。

 しかしここでセーフティカー(SC)が出動。MPモータースポートのラルフ・ボシュングがコース脇にマシンを止めてしまったのだ。ボシュングはマシントラブルだったようで、ピットに戻った後、F2の運営スタッフに文句を言うシーンもあった。一方でデレトラズの攻撃に晒される格好となっていたエイトケンは救われた格好だ。

 このタイミングで各車がピットイン。この際ピットレーンは混雑し、マキシミリアン・ギュンター(アーデン)がカンポスのインパクトレンチを引っ掛けてしまうシーンがあった。これでメカニックふたりが倒されてしまう。

 アージュン・マイニ(トライデント)、ショーン・ゲラエル(プレマ)、アルテム・マルケロフ(ロシアン・タイム)はピットストップを行わず、ステイアウトする戦略を選んだ。

 9周目からレース再開。タイヤを換えていない上位3台は、ラッセル以下のマシンを引き離していきたいが、これは叶わず……まずはゲラエルがラッセルに抜かれてしまう。

 18周目、ギュンターがエイトケンを激しく攻め、ついにオーバーテイク完了。デレトラズ、メリも加わり、四つ巴の争いとなった。

 ただ、20周目にそのエイトケンがストップ。リタイアとなった。これでこのレース2回目のSC出動となった。

 23周目からレース再開。この再スタートで、ギュンターがノリスをパスして5番手に浮上してみせる。

 25周目、マルケロフがマイニを抜き、首位に浮上。しかし、まだ義務化されているタイヤ交換を終えておらず、ポジションを下げるのは必至である。抜かれたマイニも同様だ。

 マイニはペースが落ち、マルケロフから引き離されていくばかりか、ラッセルらにオーバーテイクを許してしまう。また30周目、フランス戦のレース1で失格となり表彰台を失う結果となっていたロベルト・メリ(MPモータースポート)がギュンターを抜いて5番手に上がった。この時点では実質的な2番手である。

 31周目、デレトラズが大きくペースを落とし、隊列最後尾まで落ちてしまう。デレトラズはその後ピットに入り、リタイアとなった。

 32周目を終えた段階で、マイニとゲラエルがピットイン。タイヤ交換を完了する。

 34周目、セッテ・カマラがギュンターを抜いて5番手に上がる。35周目には牧野もギュンターを抜く。ギュンターのペースは一気に落ち、次々にオーバーテイクを許してしまう。

 36周を終えた段階で、首位を行くマルケロフがようやくピットイン。13番手までポジションを落とすこととなった。

 レース終盤、激しい2番手争いが繰り広げられる。メリとノリスがテール・トゥ・ノーズのバトルを繰り広げたが、結局メリに軍配。2番手に上がった。

 また39周目には福住仁嶺(アーデン)がギュンターとニコラス・ラティフィ(DAMS)を一気に交わして8番手に浮上した。

 結局、ラッセルがトップチェッカーを受け、今季4勝目を挙げた。ノリスが2位、3位は最後メリを抜いたフオッコが入った。牧野は7位フィニッシュを果たした。

 福住は最終ラップの最終コーナーで、タイヤ交換を遅らせて猛スピードで飛んできたマルケロフに攻略されてしまい、結局9位。リバースグリッドとなるレース2のポールポジションを惜しくも逃す結果となった。

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シリーズ FIA F2
イベント シュピールベルグ
執筆者 田中健一
記事タイプ レースレポート