登録

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本
レースレポート

F2フランス・レース1:デ・フリーズ独走優勝。松下信治は接触が響き9位に

FIA F2フランスラウンドのレース1が行われ、ARTグランプリのニック・デ・フリーズ が優勝を果たした。

Nyck De Vries, ART Grand Prix

写真:: Joe Portlock / Motorsport Images

 FIA F2フランスラウンドのレース1が行われ、ARTグランプリのニック・デ・フリーズが優勝を果たした。

 約1カ月ぶりの開催となるF2。第5戦フランスラウンドのレース1は、気温26℃、路面温度49℃のコンディションでスタート時刻を迎えた。

 ホールショットを奪ったのはデ・フリーズ 。4番グリッドから良いスタートを切り、アウト側からかぶせホールショットを奪った。

 しかし、レースは1周目から波乱の展開。ターン3の内側をショートカットする形でコントロールを失ったショーン・ゲラエル(プレマ・レーシング)が、チームメイトのミック・シューマッハーに後方から衝突してしまう。ゲラエルはマシンを停めてリタイア。シューマッハーはタイヤをパンクさせたままピットへ戻ったが、フロアを破損しコース上にパーツが飛び散ってしまった。

 このクラッシュによりバーチャルセーフティカー(VSC)が出された。またドリアン・ボコラチー(カンポス・レーシング)もトラブルが発生したようでマシンをコース上に停めてしまう事態に。結局赤旗が掲示され、3周を終えたところでレースは中断となってしまった。

 上位勢のオーダーはデ・フリーズ、ジャック・エイトケン(カンポス・レーシング)、セルジオ・セッテ・カマラ(ダムス)の順。松下信治(カーリン)は7番手につけた。

 約20分の中断の後、セーフティーカーの先導のもとレースが再開された。5周目からバトルが再開されると、デ・フリーズが徐々に隊列を抜け出す展開となり、6周目に入る頃には2番手のエイトキンに2秒近い差をつけた。

 ピットインが可能となる6周を消化した直後に、セッテ・カマラとエイトキン、松下といった面々がピットへ駆け込んでタイヤ交換義務を済ませた。

 その次の周にはトップを走っていたデ・フリーズもピットイン。しかしコース復帰した際にエイトキンに前を行かれてしまった。デ・フリーズはエイトキンに即座にオーバーテイクを仕掛け、これをパス。タイヤ交換義務を消化した中でのトップを取り戻した。

 11番手を走る松下の後方からは、ポイントリーダーのニコラス・ラティフィ(ダムス)が接近。10周目のターン8でオーバーテイクを仕掛けたラティフィと松下は接触し、ラティフィはエスケープロードへと難を逃れた。両車ともに大きなダメージは無かったようで、走行を続けた。

 ピットインをせずトップを走るルカ・ギオット(ユニ・ヴィルトゥオーシ)はファステストラップを記録する走りを見せる。タイヤ交換義務を考えるとなんとか後方のデ・フリーズに対する差をつけたいところだが、デ・フリーズもそれをさせまいと、ファステストラップを塗り替える走りを見せた。

 15周目、10番手を走行していた松下に、後方からカラム・アイロット(チャロウズ)がプレッシャーをかけた。松下がターン11で膨らんだのを見て、アイロットはイン側に飛び込んだが、コントロールを失って挙動を乱し、松下と接触。松下はコースオフを喫し、なんとかコースに復帰するもポジションを11番手に落としてしまった。

 なおアイロットはマシンを停めてレースを諦めた。また、このクラッシュによってVSCが出されるも、16周目には解除された。

 21周目、トップを走行していたギオットがピットイン。ギオットはデ・フリーズに対して十分なギャップを稼ぎ出すことができず、デ・フリーズが悠々と前へ。またエイトキン、セッテカマラらも前に出て、ギオットは5番手で復帰した。

 さらに、タイヤ交換直後のギオットは後方のチョウ・グアンユー(ユニ・ヴィルトゥオーシ)を抑えきれずにかわされてしまい、6番手に後退した。

 24周目に、暫定トップを走っていたジョーダン・キング(MPモータースポーツ)がピットインし、6番手でコースへ復帰。これでデ・フリーズがラップリーダーに復帰した。

 25周目にはギオットがファン-マヌエル・コレア(チャロウズ)に接触。ギオットはコースオフを喫し、バリア接触ギリギリで停車。しかし右リヤサスペンションにダメージを負っており、リタイアとなった。

 これによって本日3度目のVSCが発動。27周目になるタイミングでVSCが解除された。

 トップのデ・フリーズは2番手のエイトキンに4秒以上の差を付ける独走状態を築いており、盤石の体制に。一方で2番手争いはエイトキンにセッテ・カマラがプレッシャーをかけだしており、29周目のホームストレートで一気にエイトキンをパス。2番手に浮上した。

 結局トップでチェッカーフラッグを受けたのはデ・フリーズ。最終的に2番手に8秒以上の差をつける独走で今季2勝目を果たした。

 2位は終盤にポジションを上げたセッテ・カマラが入った。3位はエイトキンとなった。

 松下は終盤8番手を走行し、レース2でのポールポジションを狙える位置にいた。しかしコレアにオーバーテイクを仕掛ける際に、メインストレートでコース外に押し出され失速。その影響かアンソニー・ユベール(アーデン)に29周目にかわされてしまい、惜しくも9位となった。

【リザルト】FIA F2第5戦フランスラウンド レース1結果

Be part of Motorsport community

Join the conversation
前の記事 F2フランス予選:セッテ・カマラが今季初ポール獲得。松下信治は7番手
次の記事 F2フランス・レース2:ユベールがポール・トゥ・ウィン。松下信治はFLポイント獲得

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本