F2フランス・レース2:ユベールがポール・トゥ・ウィン。松下信治はFLポイント獲得
F2第5戦フランスラウンドのレース2が行われ、アンソニー・ユベールがポール・トゥ・ウィンで優勝を飾った。

FIA F2第5戦フランスラウンドのレース2が行われ、アンソニー・ユベール(アーデン)がポール・トゥ・ウィンを果たした。
レース2は、21周で争われるスプリントレース。ポールポジションにはユベールがついた。2番グリッドはファン-マヌエル・コレア(チャロウズ)、以下、ジョーダン・キング(MPモータースポーツ)、ニコラス・ラティフィ(ダムス)が続いた。また、松下信治(カーリン)は9番グリッドからのスタートとなった。
レースが始まると、ターン1に先頭で飛び込んだのはユベール。そこに抜群のスタートを決めたジャック・エイトケン(カンポス・レーシング)が続き、コレア、ラティフィ、チョウ・グアンユー(ユニ・ヴィルトゥオーシ)というオーダーになった。オープニングラップでクラッシュなどは発生しなかったが、数台コースオフを喫するマシンが見られ、松下はスタートでポジションを8番手に上げた。
3周目に入りDRSが使用可能になると、徐々にエイトキンがトップのユベールとのギャップを縮め始めた。先頭集団はユベール、エイトキン、コレアの3台が抜け出しており各車がDRSが使用可能な1秒圏内で連なって進んでいく。
その後方、4番手を争う集団では4周目にグアンユーがラティフィを交わして4番手に浮上。前を行くラティフィを追った。
6周目、コレアがバックストレートでギャップを詰め、ターン8でエイトキンの前に出るとそのまま抑えきってオーバーテイクを完了。ポジションを2番手に上げた。必死に食い下がったエイトキンだが、汚れた路面を走ってしまったこともあり、7周目にはグアンユーにもパスを許してしまい、4番手にポジションを落とした。2番手に浮上したコレアだがトップのユベールとのギャップは2秒以上と差を開けられた状況だ。
松下は、前を走るジョーダン・キング(MPモータースポーツ)にターン8でオーバーテイクを仕掛けるが、止まりきれずにシケインを直進。これで11番手までポジションを落としてしまった。
レース折返しを迎えた時点で、トップ3のユベール、コレア、グアンユーの差は縮まることなく、1.5秒ほどの等間隔でレースを続けていった。
その後方の集団ではエイトキン、ラティフィ、セルジオ・セッテ・カマラ(ダムス)の3台が接近。しかしエイトキンがひとりペースアップ。これで縮まっていたギャップが再び開くと、セッテ・カマラがラティフィへ仕掛けていきチームメイト対決を展開。これを制したセッテ・カマラが前に抜け出した。
2番手のコレアはファステストラップを刻む走りでギャップを詰めていくが、ユベールはそれを見て反応。2秒以下に縮んでいたギャップを再び広げ、コレアを突き放した。
松下はカラム・アイロット、ニック・デ・フリーズ(ARTグランプリ)と8番手を争う三つ巴のバトルを繰り広げた。20周目には松下がデ・フリーズを交わして9番手にポジションを上げるが、先にデ・フリーズを攻略したアイロットが1秒以上の差を作り、ファイナルラップを迎えた。
トップでチェッカーを受けたのは、コレアに2.2秒差をつけたユベール。母国で優勝を飾った。
2位に入ったコレアは、スタートでポジションを落としてしまったが、早期に取り戻し表彰台を獲得した。3位はグアンユー。ルノー育成ドライバーのグアンユーにとっては彼らの母国で表彰台という結果となった。
松下は惜しくもポイント圏外の9位。中盤にコースオフでポジションを落としたことが結果に響いてしまった。ただ、終盤にファステストラップを記録したことでボーナスポイントを2ポイント獲得した。
【リザルト】FIA F2第5戦フランスラウンド レース2
順位 | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | |
アーデン | 21 | 37'19.524 | 15 | ||
2 | |
Charouz Racing System | 21 | 37'21.726 | 2.202 | 2.202 | 12 |
3 | |
ユニ・ヴィルトゥオーシ | 21 | 37'23.744 | 4.220 | 2.018 | 10 |
4 | |
カンポス・レーシング | 21 | 37'25.655 | 6.131 | 1.911 | 8 |
5 | |
ダムス | 21 | 37'27.312 | 7.788 | 1.657 | 6 |
6 | |
ダムス | 21 | 37'30.319 | 10.795 | 3.007 | 4 |
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