登録

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本
レースレポート

F2ブダペスト:レース1はシュバルツマンが好戦略で激走V。日本勢は入賞ならず

FIA F2第3戦ブダペストのレース1が行なわれ、プレマのロバート・シュバルツマンが優勝した。日本勢は松下信治の12位が最上位で、3人とも入賞を逃した。

Robert Shwartzman, Prema Racing

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 FIA F2第3戦ブダペストのレース1が、ハンガリーのハンガロリンクで行なわれた。優勝したのは11番手スタートのロバート・シュバルツマン(プレマ)で、今季2勝目を挙げた。日本勢は3人とも入賞には届かなかった。

 前日の予選は雨絡みの難しいセッションとなった中で、カラム・アイロット(ユニ-ヴィルトゥオーシ)がキャリア2回目のポールポジションを獲得。ベテランのルカ・ギオット(ハイテック)がフロントロウに並んだ。日本勢はセッション終盤に思うようにタイムを更新できなかった影響で軒並み下位に沈み、角田裕毅(カーリン)が14番グリッド、松下信治(MPモータースポーツ)が19番グリッド、佐藤万璃音(トライデント)が20番グリッドからのスタートとなった。

Read Also:

 37周のフィーチャーレースがスタート。アイロットがトップで1コーナーを抜け、4番グリッドのダニエル・ティクトゥム(DAMS)が2番手、5番グリッドのミック・シューマッハー(プレマ)が3番手に浮上した。11番手スタートとなっていたポイントリーダーのシュバルツマンは6番手までジャンプアップした。

 2周目、ターン1の進入でトライデントの2台が接触。ロイ・ニッサニーがタイヤスモークを上げながら佐藤に突っ込む格好となり、両者リタイアに。これでセーフティカー出動となった。

 4周目にレースは再開となるが、直後にも大きな混乱があった。クリスチャン・ルンガー(ARTグランプリ)がターン3を抜けた後の直線でギオットを抜きにかかった際、ギオットの右リヤタイヤとルンガーの左フロントタイヤが接触。タイヤがバーストしてスロー走行のルンガーがコース上に留まったため、後続の数台は行き場を失い、アーテム・マルケロフ(HWA)はマーカス・アームストロング(ARTグランプリ)に弾かれるような格好でタイヤバリアに突っ込みクラッシュ。アームストロングも左フロントにダメージを受けてしまい、リタイアとなった。

 7周目にセーフティカーがピットに戻り、リスタート。このタイミングで2番手のティクトゥムはピットインした。次の周にレースリーダーのアイロットも入るなど、ソフトタイヤを履いた一部のマシンは比較的速い段階で動きを見せた。これで上位のオーダーはシューマッハー、ギオット、シュバルツマンとなった。

 ソフトタイヤで粘っていたシューマッハーは12周目終了時にピットイン。アイロットの前でコースに戻ることに成功した。しかしアイロットは冷えたタイヤのシューマッハーをすぐさま捉え、オーバーテイク。ピットインしたドライバーの中ではトップにつけた。

 レースは折り返し地点を迎えたが、首位となったシュバルツマンは、早くもミディアムタイヤのデグラデーション(性能劣化)を訴えるという状況。各車タイヤの磨耗はかなり激しいようで、速い段階でミディアムタイヤに交換していたアイロット、ティクトゥムもペースが落ち始め、順位を落とす格好となった。アイロットのペースダウンにより、タイヤ交換組のトップはシューマッハーに変わった。

 そんな中、後方からの逆転を目指していた角田と松下がターン1で接触。角田はフロントウイングを破損し、修復のため2度目のピットインを強いられた。

 レースはいよいよ残り10周に。ここで首位シュバルツマンがついにピットイン。シューマッハー、アイロット、ギオットの後ろでコースに復帰した。

 残り9周でニキータ・マゼピン(ハイテック)がピットに入ったことにより、全車がタイヤ交換義務を消化したこととなった。これでトップ5のオーダーはシューマッハー、アイロット、ギオット、シュバルツマン、周冠宇(ユニ-ヴィルトゥオーシ)となった。

 ただ、フレッシュなソフトタイヤを履くシュバルツマンのペースが圧倒的に速く、ギオット、アイロットをあっさりと交わし2番手に。瞬く間にシューマッハーの背後に迫った。そして残り7周のストレートでシューマッハーをオーバーテイクし、首位に返り咲いた。シュバルツマンは後続よりも4秒以上早いラップタイムでプッシュし、みるみるとリードを広げていった。

 レース最終盤では、早めにタイヤを替えたドライバーとピットインを遅らせたドライバーの明暗が分かれ始める。シュバルツマンと同じくミディアム→ソフトと繋いだマゼピン、フェリペ・ドルゴビッチ(MPモータースポーツ)、ユアン・ダルバラ(カーリン)らがタイヤに苦しむマシンを続々とオーバーテイク。上位に顔を出していった。特にマゼピンはシューマッハーをも攻略し、2番手まで浮上した。

 シュバルツマンは他を寄せ付けない走りで独走し、トップチェッカー。早くも今季2勝目を挙げた。2位は16番手スタートのマゼピンで、F2で初の表彰台となった。そして3位はシューマッハー。F2初優勝の地で奮闘したが、勝利には届かなかった。

 日本勢は松下が12位、角田が16位。佐藤は不運なアクシデントでリタイアとなり、3人ともポイントを獲得することができなかった。

 なお、レース1で8位となったアイロットがレース2のポールポジションとなる。

 

Read Also:

Be part of Motorsport community

Join the conversation
前の記事 F2ブダペスト予選:難しいコンディションの中、アイロットがPP。日本勢は下位に沈む
次の記事 F2ブダペスト:“タイヤ無交換作戦”を成功させたギオットがレース2を制す

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

最新ニュース

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本