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レースレポート

F2サクヒール2:角田裕毅、レース1でトップチェッカーも審議中。優勝確定でランク5位以内が確定

FIA F2最終戦サクヒールのレース1が行なわれ、角田裕毅がトップチェッカーを受けたが、“ターン1でのインシデント”がレース後に審議されるようだ。

Yuki Tsunoda, Carlin

写真:: Formula Motorsport Ltd

 2020年FIA F2選手権最終ラウンドのレース1が、バーレーン・インターナショナル・サーキットの“アウター・サーキット”で行なわれた。トップチェッカーを受けたのは角田裕毅(カーリン)だが、ターン1でコース外に出てアドバンテージを得た疑いで、レース後に審議される模様。正式に優勝が確定すれば、スーパーライセンスの発給条件であるランキング5位以上が確定する。

 F1デビューに必要なスーパーライセンスを手にするために、ランキング5位以上でシーズンを終えたい角田。予選ではポールポジションを獲得したことで4ポイントを加算し、ランキングを4番手に上げた。また今回のレース1の結果次第では、レース2を待たずにランキング5位以上を確定させる可能性もある……そんな状況でレースを迎えた。

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 ポールポジションの角田の隣、2番グリッドはランキング3番手のニキータ・マゼピン(ハイテック)。2列目には角田のチームメイトであるユアン・ダルバラと、ランキング5番手のロバート・シュバルツマンが並んだ。

 48周のレースがスタートした。角田はまずまずのスタートを切ったが、マゼピンがイン側からターン1に飛び込みトップの座を奪った。角田はシュバルツマンにも交わされ、3番手となった。

 なお、ランキング6番手のクリスチャン・ルンガー(ARTグランプリ)はスタートできず、グリッド上で立ち往生。その後発進することができたが、集団から30秒以上遅れてしまった。ランキング5位以上を目指す角田にとっては少し楽な展開となった。

 アウター・サーキットはコース全長の短い高速レイアウトということもあり、最初の5周は各車等間隔で長い隊列が続いた。しかし10周目を迎えた頃にはマゼピン、シュバルツマン、角田のトップ3台が集団から抜け出す形となった。角田は13周目のホームストレートでシュバルツマンをオーバーテイク。2番手に浮上した。

 ランキングでカラム・アイロット(ユニ-ヴィルトゥオーシ)を14点リードするポイントリーダーのミック・シューマッハー(プレマ)は18番グリッドと厳しい位置からのスタート。しかし14周目にはポイント圏内の10番手に浮上し、8番手のアイロットに近付いた。

 13周終了時のダルバラを皮切りに、各車が続々とピットインを行なった。14周終了時にはシュバルツマン、15周終了時にはマゼピン、16周終了時には角田……と上位3台がタイミングをずらす形でタイヤを交換したが、角田はマゼピン、シュバルツマンの前でコースに復帰することに成功した。

 しかし、18周目のホームストレートでマゼピンが角田をオーバーテイク。角田はターン4でシュバルツマンにも交わされ、3番手に後退した。

 その後はマゼピン、シュバルツマン、角田のオーダーは変わらず、事実上のトップ争いは膠着状態のままレース後半を迎えた。ハードタイヤでステイアウトしていた周冠宇(ユニ-ヴィルトゥオーシ)がトップとなっていたが、27周を終えたタイミングでピットイン。代わってトップに立ったシューマッハーも29周終了時にピットインし、11番手でコースに復帰した。

 全車ルーティンのピットストップが終わり、マゼピンが首位の座に返り咲いた。そして36周目、ついに上位集団に動きが。角田がシュバルツマンをオーバーテイクし、2番手に浮上。シュバルツマンのすぐ後ろにフェリペ・ドルゴビッチ(MPモータースポーツ)が迫ると、残り10周でドルゴビッチが3番手に上がった。

 レースは残り6周となり、マゼピン、角田、ドルゴビッチの3台が接近。そして残り5周、角田はターン1への飛び込みでマゼピンをオーバーテイク。マゼピンはその後の区間でDRSを使いながら抵抗するが、角田はうまくいなして首位をキープした。マゼピンは急激にペースが落ち始め、ドルゴビッチと周にもオーバーテイクを許した。

 角田は残り周回で2番手以下を突き放し、トップチェッカー。第8戦スパのレース1以来となる今季3勝目を挙げた。

 2位となったのは周。ピットレーン速度違反により5秒のタイムペナルティを受けていたが、順位に影響はなかった。3位にはドルゴビッチとの激しいバトルを制したマゼピン。しかし最終ラップでの攻防はレース後に審議されることとなった。

 なお、角田も“ターン1でのインシデント”がレース後に審議されると通達された。ターン1でコース外に出てアドバンテージを得た疑いがあるとして、審議されるようだ。ただ仮に角田の優勝が確定となれば、彼のランキング5位以上が確定する。来季のアルファタウリF1のレギュラードライバー有力候補と言われている角田にとって、大きな一歩となった。なお、タイトルを争うシューマッハーとアイロットの点差は14のまま。暫定結果のまま順位が確定すれば、レース2はシューマッハーがポールポジション、アイロットが3番グリッドとなる。

 

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