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無線トラブルに泣くも、2位表彰台。角田裕毅「最後は自分の速さを信じてプッシュした」

FIA F2第2戦シュピールベルクのレース1で2位表彰台を獲得した角田裕毅は、ピットアウト後に驚異の追い上げを見せたが、首位のロバート・シュバルツマンに追い付いた頃にはオーバーテイクする力が残っていなかったと語った。

Yuki Tsunoda, Carlin

Yuki Tsunoda, Carlin

Formula Motorsport Ltd

 FIA F2第2戦シュピールベルクのレース1で、惜しくも優勝を逃すも2位に入り初表彰台を手にした角田裕毅(カーリン)。彼はレース後、ピットアウトのタイミングが遅れてしまった原因や終盤のロバート・シュバルツマン(プレマ)とのバトルについて語った。

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 開幕戦では速さを見せながらノーポイントに終わるなど、悔しい結果に終わっていた角田は、開幕戦と同じレッドブルリンクが舞台の第2戦で躍動。フリー走行、予選共にトップタイムを記録すると、ポールポジションからスタートしたレース1でも、ウエットコンディションという難しい状況の中で首位をキープし、レースをコントロールしていた。

 レース中盤になり、多くのドライバーがピットインしてタイヤを交換する中、角田はピットを遅らせた。そしてついに角田にもピットインの指示が出たが、彼はその指示を数周にわたってスルー。26周目にようやく入ったが、タイヤ交換でのミスもあり、ピットアウト後は4番手まで順位を落としてしまった。

 角田はそこからフレッシュタイヤで猛然とプッシュし2番手まで挽回したが、シュバルツマンを攻略するには至らず、1.5秒差の2位に終わった。

 ピットのタイミングが遅れたことでそのマージンを失う形となってしまった角田だが、彼はレース後の記者会見で当時の状況を次のように語った。

「スタートしてからのペースは良かったですし、タイヤマネジメントもうまくできていました。ただ無線が全く聞こえなくなって、それが問題を引き起こしました。ピットボードも見れていませんでした」

「エンジニアは僕がレースに集中できるようにあえて何も言わないのかなと思っていましたが、タイヤが厳しくなってきた時にボードを見るとボックス(ピットイン)の指示が出ていたので、ピットに入りました。タイヤ交換はうまくいかなかったかもしれませんが、他のドライバーより状態の良いタイヤでコースに出たので、自分のスピードを信じて出来る限り速く走ろうと思いました」

 残り10周でタイヤを交換した角田は、前を走るマシンに対して1秒〜2秒速いペースでプッシュし、残り9周で3番手、残り7周で2番手に浮上。瞬く間にシュバルツマンの背後に迫った。しかしそこからはシュバルツマンに仕掛けることができず、逆に角田がリヤをスライドする場面が見られた。

「プッシュしなければいけなかったので、そこからはタイヤマネジメントのことは考えませんでした。それが結果的には功を奏したと思いますが、(シュバルツマンに追い付いた時には)リヤタイヤ(の摩耗)に苦しみ始めてペースが落ちてしまい、ロバートと同じくらいのペースになってしまいました」

 そう角田は語った。

「彼をパスするためにずっとプッシュしていましたが、リヤタイヤに苦しみ始めてからはトラクションが落ちてしまいました。ブレーキングには自信がありましたし、ブレーキングゾーンでは近付いたんですが、コーナー出口で苦しんだので追い抜くことができませんでした」

「チームは本当に素晴らしい仕事をしてくれました。ロバートもタイヤマネジメントで本当に良い仕事をしていました。F2で初めての表彰台を獲得できたことを嬉しく思います」

 結果的に角田は2位18ポイントに加え、ポールポジションの4点、ファステストラップの2点も追加し、この2日間で24ポイントを加算。ポイントランキングで5番手に浮上した。12日(日)に行なわれるレース2は7番グリッドからのスタートが予定されている。

 

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