F2オーストリア:ラッセルが連続PP。決勝はローリングスタートを採用

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F2オーストリア:ラッセルが連続PP。決勝はローリングスタートを採用
執筆: Jack Benyon
翻訳:: 青山悦子
2018/06/30 5:16

F2シュピールベルグの予選が行われ、ジョージ・ラッセルが2戦連続となるポールポジションを獲得した。

 FIA F2第6戦シュピールベルグの予選が行われ、ARTグランプリのジョージ・ラッセルが2戦連続となるポールポジションを獲得した。

 予選前に行われたフリー走行をトップで終えていたラッセルは、ラストアタックを前にポールポジションを獲得できるタイムを残していたが、最終的には1分13秒451をマークしてポールポジションを決めた。今年のF2マシンは昨年のマシンよりも重量が重くなっているものの、このラッセルのタイムは、昨年シャルル・ルクレール(現ザウバー)が記録したタイムとわずか0.145秒差だった。

 ランド・ノリス(カーリン)が第2戦バクー以来となる2番手を獲得し、フロントロウに並んだ。彼は最後のアタック中にターン9でコースオフしてしまい、0.2秒差でポールポジションを逃した。チームメイトのセルジオ・セッテ・カマラが3番手に続いた。

 ラッセルのチームメイト、ジャック・エイトケンはフリー走行でロイ・ニッサニー(カンポス・レーシング)と接触し、それぞれペナルティポイントを2点加算された。エイトケンは今シーズンのベストグリッドとなる4番手を獲得した一方、ニッサニーは最後尾となった。

 アージュン・マイニ(トライデント)は、前戦で使用していたエンジンにトラブルが発生したため、フリー走行と予選の間でエンジンを交換したものの、5番手を獲得。6番手にマキシミリアン・ギュンター(BWTアーデン)が並んだ。

 4列目の7番手にはルイス・デレトラズ(チャロウズ・レーシング・システム)、8番手にはアレクサンダー・アルボン(ダムス)がつけた。アルボンはこれまでの5戦を全てトップ3からスタートしていたが、今回は最後のアタック中にターン4でミスがあり8番手となった。

 9番手にはニック・デ・フリーズ(プルタミナ・プレマ・セオドール・レーシング)、10番手には牧野任祐(ロシアン・タイム)が入った。また福住仁嶺(BWTアーデン)は17番手となった。

決勝レースはローリングスタートを採用

 今回のシュピールベルグと次戦シルバーストンでは、決勝レースでローリングスタートを採用することが決定した。

 今シーズンはここまで、フォーメーションラップやレースのスタート時にエンジンストールを起こすドライバーが相次いでいた。ドライバーらの報告によれば、マシンを効率的に発進させるためのクラッチのバイトポイントが非常に狭く、クラッチのコントロールが難しいことがストールの原因だという。

 金曜日に行われたフリー走行では、各ドライバーが2回スタート練習を行い、FIAはそのデータを分析した。なおこの時も、ニコラス・ラティフィ(ダムス)とデレトラズがエンジンストールを起こしていた。

 F2が出した声明は以下のとおりだ。

「ポール・リカールのグリッド上で数台のマシンがスタート時にエンジンストールを起こしたことを受けて、今週末のシュピールベルグでは、スタート手順の変更が行われた」

「本日(金曜日)のフリー走行ではスタート練習が追加され、そこで得たデータを分析した」

「F2オーガナイザーらは、適切な方法を決断するためにFIAにこのデータと結論を提出した」

「F2の2018シーズンは現在、3連戦の真ん中を迎えており、有効な変更を行うことは難しい。よってFIAは、安全上の理由により、第6戦シュピールベルグと第7戦シルバーストンのフォーメーションラップをセーフティカーの後ろでスタートし、F2競技規則の39条16の手順に従う」

「セーフティカーはフォーメーションラップのスタート時に隊列を先導し、1周を走り終えたところでピットレーンに戻る予定だ」

「フォーメーションラップの間、トラック上のライトパネルには”RS”と表示される」

「この時、セーフティカーのライトが消えたら、先頭のドライバーはペースをコントロールすることができる。先頭がラインを通過した時点でレーススタートとなる」

 またF2代表のブルーノ・ミシェルはこう話した。

「理想的な状況ではないが、ドライバーの安全が最優先事項だ」

「我々にはテスト行ったり、スタートの問題に対する永続的な調整を適切に検証する時間がない。FIAの決断は間違い無く最も安全なものだ」

「これにより我々は、(第8戦の)ブダペストや今季の残りのシーズンに向けて、この問題の解決策を見つけ、安全な通常の状況に戻るための作業を行う十分な時間を確保できる」

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この記事について

シリーズ FIA F2
イベント シュピールベルグ
ロケーション レッドブルリンク
執筆者 Jack Benyon
記事タイプ 速報ニュース