F2ソチ予選:デ・フリーズがポールポジション獲得。松下信治10番手
F2ソチラウンドの予選が行われ、ニック・デ・フリーズがポールポジションを獲得した。松下信治は10番手。
写真:: Joe Portlock / Motorsport Images
FIA F2ソチラウンドの予選が行われ、ARTグランプリのニック・デ・フリーズがポールポジションを獲得した。
日が暮れつつあるソチ・オートドローム。上空は雲に覆われ、降雨の予報が出ているコンディション。セッション中にも降り出しそうな様子だった。
セッション序盤に速さを見せたのはニコラス・ラティフィ(ダムス)だ。1分48秒060でトップタイムにつけ、そこにニック・デ・フリーズが0.055秒差で続いた。
松下信治(カーリン)は1回目のアタックではフロントタイヤをロックさせてしまい、タイムは計測したものの2度目のアタックに入らずピットへと戻った。この時点でのポジションは12番手だ。
ルカ・ギオット(ユニ・ヴィルトゥオーシ)、セルジオ・セッテ・カマラ(ダムス)といった面々がタイムを縮めてくるが、ラティフィはそれを突き放すかのように1分47秒966までタイムを更新。トップの座を堅持してセッション折返しとなった。
各車がピットインしたタイミングでコースインしたのは、松下だ。松下は最初のピットインが早かったこともあり、コース上に誰もいないタイミングでアタック。1分48秒396をマークして6番手に浮上した。
残り10分という頃、ピットに留まっていたドライバーたちもタイヤ交換を済ませて一気にコースイン。アタックへ向かった。なんとか天候は急変せずに保ち、ドライコンディションのままセッション後半を迎えた。
セッション残り5分を切ると、いよいよ各車最後のアタックラップが始まった。2番手につけていたデ・フリーズが各セクターで全体ベストタイムを刻みつつコースを廻ると、1分47秒440をマーク。ラティフィを上回ってトップに浮上した。
続いてカラム・アイロット(Charouz Racing System)が3番手に浮上。ラティフィも自己ベストを更新してきたが、デ・フリーズを超えるタイムは出せず、2番手に留まった。
こうしたアタック合戦の中、松下は早々にピットへ戻っていた。この間に他車のタイム改善の波にのまれ、ポジションを徐々に落としていった。
各車アタックはそのまま続いたが、フロントロウに食い込んでくるドライバーはおらず、セッションは残り時間ゼロに。結局ラストアタックでも上位の顔ぶれは変わらず、デ・フリーズがポールポジションを獲得することとなった。
2番手はラティフィ。3番手にはアイロットが続いた。
松下はセッション終盤はアタックに出ず、最終的に10番手タイムで予選を終えた。また佐藤万璃音(カンポス・レーシング)は19番手となった。
【リザルト】FIA F2ソチ 予選結果
順位 | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | Mph |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ニック デ・フリーズ | ARTグランプリ | 11 | 1'47.440 | 195.949 | ||
2 | ニコラス ラティフィ | ダムス | 11 | 1'47.70 | 0.260 | 0.260 | 195.476 |
3 | カラム アイロット | Charouz Racing System | 11 | 1'47.737 | 0.297 | 0.037 | 195.409 |
4 | ルカ ギオット | ユニ・ヴィルトゥオーシ | 11 | 1'47.767 | 0.327 | 0.030 | 195.354 |
5 | チョウ グアンユー | ユニ・ヴィルトゥオーシ | 10 | 1'47.843 | 0.403 | 0.076 | 195.217 |
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