F2初優勝の岩佐歩夢「チームとして、全てをまとめることができたのが重要」|FIA F2ポール・リカール
FIA F2で初優勝を飾った岩佐歩夢(DAMS)がレース後の記者会見に登場。チームとして全てをまとめることができたのが重要だったと語った。
フランスのポール・リカール・サーキットで行なわれたFIA F2の第9戦フィーチャーレースで、DAMSの岩佐歩夢が独走で優勝。同カテゴリーでの初勝利を手にした。
岩佐は予選で2番手を確保。フィーチャーレースのスタートでは、ポールポジションのローガン・サージェント(カーリン)を抜いたものの、4番グリッドからロケットスタートを決めたジャック・ドゥーハン(ヴィルトゥオーシ)に先行されてしまう。しかし岩佐は、1周目にドゥーハンを攻略し、その後はレースをコントロール。最終的には2位テオ・プルシェール(ARTグランプリ)に8.649秒の差をつけ、独走での優勝を果たした。
「信じられないようなフィーリングです。シルバーストンでも優勝に近付きましたが、その時はスプリントレースでした。今回はフィーチャーレースですから、獲得できるポイントもとても大きいです」
レース後の公式記者会見でそう語った岩佐は、これまで速さを見せてきたものの、結果に繋がらず……それがここに来てようやく繋がったことに安堵した。
「今シーズンはこれまで、速さは見せてきました。でも、レースで勝つことはできていませんでした。フィーチャーレースで、そういう”結果”を逃してきました。少しフラストレーションが溜まっていましたが、ようやく優勝することができました。本当に、本当に満足しています」
岩佐が言うように、速さがありながらも何らかの問題が発生し、上位でのフィニッシュを逃してきた。しかし今回は全てがしっかりと噛み合い、好結果に繋がったわけだ」
「チームとして、この週末に全てをまとめることができたと思います。これは、重要なポイントでした」
そう岩佐は語る。
「フリー走行を2番手でスタートし、昨日のスプリントレースでも何台かのマシンを抜くスピードがあり、6位で終えることができました。だから、今週末は僕としてはとても良かったと思います」
岩佐はフランスのF4出身。そのため今回の舞台となったポール・リカールは、走り慣れたサーキットとも言える。その時の経験が、今回のレースにも活きたようだ。
セーフティカーからのリスタート時、岩佐は後続に対する差を一気に1秒に広げた。この時、どんなことをしたのかと尋ねられた岩佐は、次のように説明した。
「たぶんフランスF4の時の経験によるものです。2年前、フランスでのF4では、ここ(ポール・リカール)でのイベントがたくさんありましたから、参考になったと思います」
「そしてセーフティカー中にもタイヤの温度をマネジメントしていたので、それもうまくいったと思います」
なお次戦の舞台となるハンガロリンクは、岩佐がFIA F3時代に勝利した、相性の良いサーキットだ。
「次のハンガロリンクは、本当にテクニカルなコースなのでとても良い感じだと思います。僕はテクニカルなサーキットが好きです」
「去年はF3でかなりスピードがあり、レースに勝つことができました。でも、その時は2番手でチェッカーを受けたんです(首位でチェッカーを受けたドライバーがペナルティを受けたため、岩佐は繰り上がりでの優勝だった)。だから今年は、順当に勝ちたいと思っています」
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