岩佐歩夢、F2オーストリアのレース2で16番手スタートから貴重な2位獲得「チームとしてすごく良いレースができた」
岩佐歩夢(DAMS)は、レッドブルリンクで行なわれたFIA F2のシュピールベルグ戦フィーチャーレースで2位表彰台を獲得。16番グリッドからのスタートながら、タイトルを争うライバルたちの前でフィニッシュするという、実に貴重な結果を手にした。
FIA F2のシュピールベルグ戦、フィーチャーレースで2位フィニッシュを果たした岩佐歩夢(DAMS)は、チームとして非常に良いレースができたと語った。
岩佐は金曜日に行なわれた予選でトラックリミット違反を犯し、フィーチャーレースを16番グリッドからスタート。多くのマシンが今回用意された2種類のタイヤのうち軟らかい方のスーパーソフトタイヤでスタートする中、岩佐は逆に硬い方のソフトタイヤを履いてレースに挑んだ。
岩佐はライバルたちが早々にピットインする中、3番手までポジションを上げ、周回を重ねていった。そしてレース終盤、チームメイトのアーサー・ルクレールがピットインした直後に岩佐もピットインする。
しかしその直後、ルクレールのタイヤが外れてしまい、コース外にストップ。これで一時バーチャル・セーフティカーが宣言され、その後セーフティカーが出動することになった。
これは岩佐にとっては絶好のタイミング。同じ戦略を採ったリチャード・フェルシュホー(VAR)と共に、新しいスーパーソフトタイヤを履き、上位との差も縮めてレース再開を迎えることになった。
レース再開後は、使い古したタイヤを履き、ペースに苦しむマシンを次々にオーバーテイク。最終ラップにはフェルシュホーをも狙ったが、これは攻略できず、2位でフィニッシュした。
それでも16番手スタートで2位フィニッシュ、しかもタイトル争いのライバルたちよりも前でレースを終えた上ファステストラップのボーナスポイント1点も手にした。
「僕にとっては、F2で最高に楽しいレースのひとつでした。戦略が本当にうまく機能したんです」
岩佐はレース後の会見でそう語った。
「レース中のペースも、プライム(ソフトタイヤ)を履いたスティントでも、すごく良かったです。だからこそ、最後に2位にまでいけたんだと思います」
「僕のスタートポジションから順位を上げるのは難しいと考えていたので、最善の方法を見つけようとしていました。チームとして、非常に良いレースができたと思います。他のマシンとは、逆の戦略を採りました。優勝までもう少しでしたが、フェアな戦いだったと思いますし、その戦いを楽しむことができたと思います」
岩佐曰く、予選の時よりもマシンのフィーリングは良かったと語る。
「予選に比べて、レースの方がクルマの調子は良かったと思います。予選は難しく、フィーリングも良くありませんでした。上位につけるには十分ではなかったんです」
「でもセットアップを十分に良い形に変更することができたと思うし、タイヤもうまくマネジメントすることができたと思います」
「予選で良い順位を逃した理由は、自分がトラックリミットを違反したからです。全てをまとめ上げることができなかったと思います」
「その点で、この週末最も大きな進歩を遂げることができたと思います」
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