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佐藤万璃音のF2トライデント入りが決定! 日本人ドライバー3人の参戦は13年ぶり

佐藤万璃音が2020年シーズンのFIA F2にトライデントから参戦することが発表された。これで同シリーズに参戦する日本人ドライバーは3人となる。

Sergio Sette Camara, Dams and Marino Sato, Campos Racing

写真:: Joe Portlock / Motorsport Images

 トライデントは2月25日、2020年のFIA F2に佐藤万璃音を起用することを発表した。これにより、佐藤、角田裕毅、松下信治という3人の日本人ドライバーがFIA F2に参戦することとなった。同一シーズンに3人の日本人ドライバーが参戦するのは、前身であるGP2時代の2007年以来(中嶋一貴、山本左近、平手晃平)となる(GP2アジアを除く)。

 キャリアを通してヨーロッパを拠点にレース活動を行なってきた佐藤。2017年、2018年はユーロF3に参戦して経験を積むと、2019年にはユーロフォーミュラ・オープンに参戦。18戦中9勝を挙げる活躍で、2位以下に大差をつけてチャンピオンに輝いた。

 そういった活躍が認められたこともあり、2019年の後半戦にはカンポスからFIA F2にスポット参戦。モンツァ、ソチ、ヤス・マリーナの終盤3ラウンドを戦った。そして今季はトライデントのシートを獲得し、開幕戦から出走する。

 この発表に際して佐藤は次のようにコメントした。

「イタリアを拠点とするこのチームに加入し、2020年のF2シーズンを戦えることを嬉しく思う」

「これを実現するために関わってくれた全ての人に感謝しています。ここ(F2)で
レースをすることは、僕にとって大きな意味を持ちます。シーズンが始まるのが待ち切れません」

 また。トライデントのチームオーナーであるマウリツィオ・サルバドーリは次のようにコメントした。

「2020年のFIA F2で佐藤万璃音がトライデントから出走することを発表でき、非常に嬉しく思う。マリノはとてもプロフェッショナルなドライバーで、素晴らしい才能を持っている」

「ユーロフォーミュラ・オープンで彼が見せた圧倒的なパフォーマンスは、彼が稀有な才能を持っていること、そしてレースの勝ち方を知っているということを証明している。彼はトライデントというチームの下で成長と改善を続け、大きな野望を成し遂げると確信している」

 トライデントは昨年、ジュリアーノ・アレジやラルフ・ボシュングらを擁してFIA F2を戦ったが、最高位は5位に終わり、チームランキングは10位だった。そんなチーム状況の中で、佐藤がチームと共にどこまで成長できるかが注目となる。

 なお、佐藤のチームメイトとなるドライバーは明らかになっていない。イスラエル人ドライバーのロイ・ニッサニーが有力と言われているが、未だ正式な発表はなく、他に候補がいるのではないかとも噂されている。なお、その他のチームのドライバーラインアップは全て発表済みだ。

 

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