3日間にわたるF2テストが終了。松下信治が9番手、角田裕毅は18番手

　3月1日（日）〜3日（火）にかけて、バーレーン・インターナショナル・サーキットでFIA F2プレシーズンテストが行なわれた。3日間を通しての最速タイムを記録したのはハイテックのルカ・ギオットで、タイムは1分41秒252だった。

　ギオットから0.008秒差の2番手となったのが、レッドブル育成ドライバーのユアン・ダルバラ（カーリン）。同じくカーリンからF2に参戦する角田裕毅のF1昇格に向けた最大のライバルと目されるダルバラは、ルーキー最上位となるタイムを記録し、上々の滑り出しとなった。

　3番手は松下信治のチームメイトであるフェリペ・ドルゴビッチ（MPモータースポーツ）。今季はカーリンで松下を担当していたエンジニアを獲得するなど、体制強化に取り組んだMPモータースポーツだが、松下とドルゴビッチはテストを通してタイムシートの上位に名を連ねていた。

　4番手は周冠宇（ユニ-ヴィルトゥオーシ）、5番手には初日トップタイムのペドロ・ピケ（チャロウズ）が続いた。

　6番手は、FIA F2で2年目のシーズンを迎えるミック・シューマッハー（プレマ）。7番手にはジャック・エイトケン（カンポス）、クリスチャン・ルンガーの代役として出場したセルゲイ・シロトキン（ARTグランプリ）は8番手だった。

　松下は1分41秒612というベストタイムで総合9番手。トップのギオットからは0.360秒差だった。今季F2昇格を果たす角田は1分42秒393で18番手、佐藤万璃音（トライデント）は1分43秒496で23番手だった。

　2020年のFIA F2は3月下旬にバーレーンで開幕となるが、その後スペインのカタルニア・サーキットでもテストが行なわれる予定だ。

FIA F2プレシーズンテスト：総合タイム結果