岩佐歩夢、F1を目指して2023年もF2に挑戦！　DAMSでの2年目に「目標はF2のタイトル獲得です」

　岩佐歩夢が、2023年もDAMSからF2に挑戦することが発表された。レッドブルのジュニアドライバーであり、ホンダのフォーミュラ・ドリーム・プロジェクトのドライバーでもある岩佐は、F1参戦を目指してF2への挑戦を続ける。

　2020年にフランスF4の王者に輝いた岩佐は、2021年にFIA F3選手権でランキング8位。2022年はF2にステップアップし、フランスとアブダビのフィーチャーレースで勝利。計6度の表彰台と2度のポールポジションでランキング5位となっている。

　岩佐のパートナーとなるのは、アーサー・ルクレール。フェラーリのF1ドライバーであるシャルル・ルクレールの弟であり、2022年はプレマからF3に参戦しランキング6位となったドライバーだ。

　岩佐は発表に際し、次のようにコメントした。

「僕のF2最初のシーズンには本当に満足しています。この1年で多くのことを学び、レースごとに向上することができました」

「DAMSの一員としてもう一年過ごすことができるのは素晴らしい気持ちです。チーム内はアットホームな雰囲気で、共にうまく働いています」

「みんなが同じ考えを持っていて、それがたくさんの強力な結果を確保するのに役立ちました」

「2022年に初めて走ったいくつかのサーキットでの経験とともに、慣れ親しんだ環境で新しいシーズンに臨むことができそうです」

「僕の目標は、2023年にF2タイトルに挑戦することです。それを達成するポテンシャルがあることは分かっていますが、まだあまり先のことは考えず、シーズン開幕に向けて準備することに集中しています」

「DAMSの信頼とサポートに感謝しています。2023年のスタートが待ち遠しいです！」

　DAMSのチームオーナーで、元F1ドライバーのシャルル・ピックは、岩佐のパフォーマンスを称え、次のように語った。

「2022年のアユムのパフォーマンス、特にポール・リカールとヤス・マリーナでの勝利には全員が感銘を受けた。だから、2023年も彼を確保したいと強く思っていた」

「レッドブルとホンダとの関係を継続することは、我々にとって素晴らしいことだ。彼らは我々のやり方を信頼してくれているし、一緒に成功するためにベストを尽くす」

「アユムは、タイトル争いができるポテンシャルを持っていることを証明した。シーズン後半は主要なコンペティターだった。この経験を活かして、2023年につなげてほしい」

「アユムとアーサーという強力な布陣で臨むので、1年を通してお互いを刺激し合いながら向上していってほしい」