
2019年シーズンは日本のスーパーフォーミュラに参戦したアーテム・マルケロフだが、2020年は新規参入するHWAに加入し、FIA F2へ完全復帰することになった。
2019年は来日し、SUNOCO Team LeMansのドライバーとしてスーパーフォーミュラを戦ったアーテム・マルケロフが、2020年シーズンはFIA F2に完全復帰することが決まった。
マルケロフは2014年、FIA F2の前身であるGP2シリーズへの参戦をスタート。2017年には、今季F1のフェラーリで大活躍するシャルル・ルクレールに次ぐランキング2位を獲得した。そして今季は来日し、スーパーフォーミュラを戦った。
スーパーフォーミュラでは苦しんだマルケロフ。しかしモナコGPの際には、インディ500に参戦するために欠場となったジョーダン・キングの代役としてMPモータースポーツからF2に一時的に復帰。2レース連続での入賞を果たした。またシーズン後半には、アーデンのドライバーとしてFIA F2に参戦している。
「来シーズンのFIA F2で、HWAレースラボと共にレースをするのを楽しみにしている」
そうマルケロフは語った。
「僕らはすぐに、仲良くやっていけると思う」
「HWAには豊富なモータースポーツの経験があり、そこからメリットを得られると確信している」
HWAは2019年シーズンにはDTMとフォーミュラEに参戦。FIA F3でも3台のマシンを走らせ、ジェイク・ヒューズがランキング7位となった。しかし、FIA F2に参戦するのは、来季が初めてである。
HWAは、今季限りでFIA F2から撤退したアーデンから、エントリー権やマシン、そして装備品などを引き継いだ。ただ今シーズンの初めから、HWAはアーデンのエンジニアリングをサポートしてきた。
HWAのCEOであるウルリッヒ・フリッツは、マルケロフの経験が、チームに役立つことになるだろうと考えている。
「アーテムは、F2での単独チームとしても初めてのシーズンでは、我々にとって理想的なドライバーだ。彼はこのレベルのシリーズで、多くの経験を持っている。8勝という彼の通算勝利数が、それを物語っている」
「ドライバーとしての彼の専門知識は、シリーズを理解するのをより容易にするのを助けるの役立つ。彼の”サービス”を手にすることができ、とても嬉しいよ」
なおHWAはまだ、2020年シーズンにマルケロフのチームメイトを務めるドライバーについて発表していない。
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この記事について
シリーズ | FIA F2 |
ドライバー | アーテム マルケロフ |
チーム | アーデン , HWA AG |
執筆者 | Jack Benyon |