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レースレポート

F2モナコ:レース3はプルシェールがポール・トゥ・ウィンでF2初勝利。佐藤万璃音は14位

F2第2ラウンド、モナコのレース3が行なわれ、テオ・プルシェール(ARTグランプリ)が優勝を飾った。

Theo Pourchaire, ART Grand Prix

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 FIA F2選手権の第2ラウンド、モナコのレース3が行なわれ、テオ・プルシェール(ARTグランプリ)がポール・トゥ・ウィンでF2初優勝を挙げた。

 F2にとってモナコの週末最後のレース3は、タイヤ交換義務のあるフィーチャーレース。グリッドも予選結果通り、プルシェールがポールポジション。ロバート・シュバルツマン、オスカー・ピアストリのプレマ勢が続いた。

 42周のレーススタートではシュバルツマンが良い蹴り出しを見せたものの、プルシェールがトップをキープ。後続ではジャック・エイトケン(HWA)がグリッドから発進できなかった。1コーナーのサン・デボーテをインカットするマシンが何台かあったが、大きな混乱はなかった。

 優勝に向けて最大の懸念点であったスタートをクリアしたプルシェールはペース良く後続を引き離していくが、シュバルツマンもファステストラップを叩き出し対抗。1秒前後のギャップでプルシェールを追った。

 ただ、ピアストリや4番手のダニエル・ティクトゥム(カーリン)もペースを上げて上位に接近。5番手のユーリ・ヴィップス(ハイテック)までが1~2秒ほどのギャップで続き、5台が先頭集団を形成した。

 上位陣とは全く違う戦略を選んだのが、スーパーソフトタイヤでスタートし、9番手を走っていたフェリペ・ドルゴビッチ(MPモータースポーツ)。10周を終えたところでピットインし、15周目にファステストラップを記録。トップ集団よりも1周1秒ほど速いペースで周回を重ねた。

 レース折り返しを前に、ソフトタイヤでスタートしたマシンも徐々にルーティーンのピット作業が始まっていく。先頭集団は周回遅れの間を縫うように駆け抜けながらも、ティクトゥムがピアストリのテールにピッタリとつけ、プレッシャーをかけていったが、ここは抜けないモナコ。オーバーテイクまでには至らない。

 トップ5で先にピットに飛び込んだのはそのティクトゥム。27周目にピットインし、ドルゴビッチの前6番手でコースに戻った。これに反応し、ピアストリも翌周にピットイン。ティクトゥムはアウトラップで思うようにタイムを上げられなかったのか、ピット戦略での逆転はできなかった。

 また、2番手を走っていたシュバルツマンは30周目にピットインしたが、左リヤタイヤの装着に時間がかかってしまい、大きくタイムロス。ドルゴビッチにも先行を許してしまった。

 これを見て、プルシェールは31周目にピットイン。チームクルーは慎重にピット作業を済ませ、コースに送り出した。これでピット作業を済ませていない周冠宇(ユニ-ヴィルトゥオーシ)がトップに立ったが、その直後にラスカスでヴィップスとマーカス・アームストロング(DAMS)が接触。アームストロングがクラッシュしてしまい、バーチャル・セーフティカー(VSC)が出された。なお、この件でビップスには5秒のタイム加算ペナルティが科された。

 このVSCはすぐに解除されたが、直後に再びラスカスでリリム・ツェンデリ(MPモータースポーツ)がクラッシュ。再びVSCが出された。

 さらにこのVSC解除後には、ピアストリがティクトゥムとサイド・バイ・サイドのバトルを展開。プールサイドシケインへの進入でタイヤをロックさせたピアストリと並ぶようにラスカスへと飛び込んだティクトゥムだが、アウトサイドのティクトゥムは曲がりきれずにマシンストップ。ここでレースを終えることになってしまった。

 ラスカスのインシデントで相次ぐように3回VSCが出される展開となったが、トップを走る周はピットに入らず、37周目までピットインを遅らせた。周は4番手でコースに復帰するが、タイヤが温まりペースが上がるまでにシュバルツマンに交わされてしまった。

 ライバルの脱落もあり、プルシェールは楽々トップチェッカー。ポール・トゥ・ウィンでF2初優勝を飾り、ランキング3番手に浮上した。2位となったピアストリ。3位には、その速さで上位陣とは違う戦略を成功させたドルゴビッチが入っている。

 ポイントリーダーの周は5位。最後にピットストップを済ませた利を活かし、ファイナルラップでファステストラップを獲得した。

 佐藤万璃音(トライデント)は18番手からスーパーソフトタイヤでスタート。周に塗り替えられる前にファステストラップを叩き出す速さを見せたが、14位とポイントには届かなかった。

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