ドイツの新星PHMレーシング、チャロウズのエントリーを引き継ぎ2023年からFIA F2とFIA F3に参戦
PHMレーシングが、チャロウズ・レーシング・システムのエントリーを引き継ぎ、2023年シーズンからFIA F2とFIA F3に参戦することになった。エントリー名はPHMレーシングbyチャロウズとなる。
写真:: Carl Bingham / Motorsport Images
2021年にドイツで設立されたPHMレーシングが、2023年からチャロウズのエントリーを引き継ぎ、FIA F2とFIA F3に”PHMレーシングbyチャロウズ”として参戦することが発表された。
チャロウズは2018年からFIA F2への参戦をスタートさせ、翌2019年からはFIA F3にも参加。F2では18年と19年にランキング6位、F3では2021年のランキング5位が最高位である。2021年のF3では、今季(2022年)にF2でランキング4位となり、来季ウイリアムズからF1デビューすることが決まったローガン・サージェントが所属していたチームである。
そのチャロウズを引き継ぐことになったのが、2021年にドイツで設立されたPHMレーシングだ。今季PHMレーシングは、UAEのF4、ドイツのADAC F4、イタリアのACI F4などに参戦。そして一気にF1直下のカテゴリーに挑むことになった。
PHMレーシングは、チャロウズのエントリーと資産を引き継ぐものの、2023年のエントリー名はPHMレーシングbyチャロウズとなり、実際にはチームの運営はチャロウズが引き続き担当することになるようだ。
PHMレーシングのオーナーであるポール・H.ミューラーは、F2とF3への参戦について、次のように語った。
「F2とF3への参加は、若手ドライバーの才能を開発するプログラムとしての、我々の進化における次のステップだ」
そうミューラー氏は語る。
「カートからF1の入り口まで連れていくことができるチームを、ドライバーたちに提供できることを嬉しく思っている」
またチャロウズのチームオーナーであるトニ・チャロウズも、次のようにコメントを発表した。
「ポール、そして彼のチームとのパートナーシップを発表できることを、本当に嬉しく思う」
「PHMレーシングは、モータースポーツ界ではまだ全く新しい名前だ。しかし、彼らは既にF4でいかにプロフェッショナルであり、競争力があるかということを示した。我々の知識とサポートがあれば、彼らがF2とF3でも同様に活躍できるのは間違いないだろう」
またPHMレーシングの参戦について、F2のCEOであるブルーノ・ミシェルは次のように歓迎した。
「PHMレーシングを、F2とF3に歓迎したいと思う。彼らは若いチームだが、チャンピオンシップの挑戦を受け入れるために必要なモノを手にしていることを、証明することに熱心だ」
「トニ・チャロウズとチャロウズ・レーシング・システムの皆さんにも感謝したい。トニは長年にわたって素晴らしいパートナーとなり、チャロウズ・レーシングは2018年以来パドックの大切なメンバーである」
「彼らは来シーズンも、両方のカテゴリーでPHMレーシングを運営することになる。つまりチャロウズの名前はもう1年、ある程度グリッド上に残ることになるだろう」
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