FIA F2 レッドブルリンク

岩佐歩夢、F2オーストリアでの2位獲得でランキング2位に接近「タイトル争いにおいて非常に重要なリザルト」とチームオーナー

DAMSの岩佐歩夢は、F1直下のFIA F2シュピールベルグ戦フィーチャーレースで2位表彰台を獲得。チームオーナーのシャルル・ピックは、この結果を「タイトル争いにおいて非常に重要」と語っている。

Ayumu Iwasa, DAMS

 オーストリアのレッドブルリンクで開催されたFIA F2の第8ラウンド・シュピールベルグ。DAMSの岩佐歩夢は、タイヤ交換義務のあるフィーチャーレースにて2位表彰台を獲得した。

 この結果をチームオーナーのシャルル・ピックは、今後のタイトル争いにおいて重要だと高く評価している。

 岩佐はドライコンディションで行なわれた予選において最終盤のタイム計測で6番手に浮上するも、ターン9でのトラックリミット違反によってセッション後にタイム抹消を受け、スプリントレースとフィーチャーレースの2レースを16番手と後方から迎えることとなった。

 土曜日のスプリントレースのスタート時点で、サーキットの路面はダンプコンディション。スリックタイヤとウェットタイヤでグリッドの選択も分かれたが、結果としてスタートからスリックタイヤを履いたドライバーが上位フィニッシュを果たした。

 岩佐はウェットタイヤでスタートし、ソフトタイヤへ履き替えるタイミングが遅れたことで13位とポイント圏外でスプリントを終えた。

 日曜日のフィーチャーレースで岩佐は、1周目に11番手までポジションを上げるとソフトタイヤで27周までステイアウト。3番手でピットへ飛び込むとそのタイミングで、チームメイトのアーサー・ルクレールの右リヤタイヤがピットアウト直後に脱落し、バーチャルセーフティーカー(VSC)が提示された。

 このインシデントはVSCからセーフティーカーへと切り替えられ、岩佐はフレッシュなスーパーソフトタイヤを履いて6番手に並んだ。

 レースが再開されると同じ戦略を取るリチャード・フェルシュホー(VAR)と岩佐が上位をかき分けトップ集団へ。岩佐はファイナルラップでフェルシュホーの前を伺うもオーバーテイクはならず、2位でチェッカーを受けた。

 この結果に岩佐は、セーフティーカー出動を「最大限活かせた」と振り返っている。

「今週末はベストなペースがありませんでしたが、表彰台を獲得できてとても嬉しいです」

 チームを介して岩佐はそう語る。

「予選ではポールポジションを争えるほど速くありませんでしたし、6番手につけていましたがトラックリミット違反によってベストラップ抹消となりました」

「スプリントレースではコンディションが厳しかったです。スタートはウェットタイヤ、終盤はソフトタイヤでペースがありましたが、ストラテジーが上手くいきませんでした」

「今日(のフィーチャーレース)は、スタートがとても上手くいって、1周目でいくつかポジションを上げることができました。セーフティーカーのタイミングにも恵まれましたが、それを最大限に活用して、終盤のオーバーテイクで2位を獲得することができました」

「チャンピオンシップにおいても重要な結果ですし、来週末のシルバーストンではこの結果を発展させていく必要があります」

Ayumu Iwasa, DAMS

Ayumu Iwasa, DAMS

Photo by: Red Bull Content Pool

 フィーチャーレースで2位表彰台を獲得した岩佐は、ファステストラップの1ポイントも含めて計19ポイントを獲得。これによりドライバーズランキング首位のフレデリック・ベスティ(プレマ)に24ポイント差、ランキング2番手のテオ・プルシェール(ARTグランプリ)に4ポイント差まで詰め寄った。

 DAMSのチームオーナーにして元F1ドライバーのピックも称賛。タイトル争いにおいて貴重なリザルトだったと振り返った。

「今週末のパフォーマンスはベストなモノではなかったが、表彰台獲得にはもちろん満足している」

 ピックはそう語る。

「予選は悔しいモノで、アユムはセッション終盤にファステストラップを失って16番手、アーサーにとってはポジティブなセッションで8番手だった」

「スプリントレースでは、当初は上手くいっていたが、セーフティカーが出動されたために集団が集約されて、ソフトタイヤへ交換するためにピットインせざるを得なかった」

「日曜日(のフィーチャーレース)でアユムは素晴らしいスタートを決めたが、アーサーはターン1で接触があり、マシンにダメージを負ってしまった。両ドライバーともロングランを行なうことになったが、残念ながらアーサーはピットストップ中の我々のミスでレースを終えることになった。彼には大変申し訳ないことをしたし、二度と起こらないようにしなくてはいけない」

「その後のセーフティカーは我々にとってもアユムにとってもラッキーで、フレッシュなタイヤを履いた状態で首位に接近できた。そして彼はペースを発揮した。我々は彼が2位を獲得できることは分かっていたし、彼のチャンピオンシップ争いにおいて非常に重要な結果になった」

 この週末ではスパ・フランコルシャンで行なわれたフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ by アルピーヌにて多重クラッシュが発生。その結果、オランダ人の18歳、ディラーノ・ファン・ト・ホフが亡くなった。

「最後に、DAMSの全員がディラーノ・ファン・ト・ホフの家族と友人に思いを寄せている」とピックは続ける。

「オランダ人ドライバーであり、ディラーノの友人であるリチャード・フェルシュホーが今回のレースを制したのは相応しいことだと思う」

 
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