レースレポート
FIA F2 スパ・フランコルシャン
ドゥーハン、運を味方にフィーチャーレース連勝。岩佐歩夢はオープニングラップの接触でリタイア|F2スパ
F2第11戦スパのフィーチャーレースは、ジャック・ドゥーハン(ヴィルトゥオーシ・レーシング)が優勝を飾った。
公開日時: 2023/07/30 9:35
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FIA F2第11戦のフィーチャーレースがスパ・フランコルシャンで行なわれ、ジャック・ドゥーハン(ヴィルトゥオーシ・レーシング)が優勝を手繰り寄せた。
気まぐれなスパ・ウェザーに翻弄されている今回の週末。F2のフィーチャーレースは、レコードラインはだいぶ乾いておりスリックタイヤで走行が可能なものの、ウエットパッチも多く残っているという難しいコンディションとなった。
波乱の気配はスタート前から漂っており、ダミーグリッドに向かうレコノサンスラップでは、ポイントリーダーで2番グリッドからスタートするはずだったフレデリック・ベスティ(プレマ)がケメルストレートでクラッシュ。レース出場を断念することになったのだ。同様に3番グリッドのヴィクトー・マルタンス(ARTグランプリ)もスピンを喫し、軽くバリアにも接触したようだが、こちらは無事にレースに出場している。
ポールシッターはオリバー・ベアマン(プレマ)。スプリントレースでは8番手でチェッカーを受け、他車の失格で7位となった岩佐歩夢(DAMS)は16番グリッドからの追い上げを目指した。
タイヤ交換義務のある25周のレースがスタートすると、ベアマンが危なげなく首位をキープ。2番手には5番グリッドからテオ・プルシェール(ARTグランプリ)が浮上した。
岩佐はレ・コームで挙動を乱し、横に並んだデニス・ハウガー(MPモータースポーツ)と接触。ハウガーはコース上にストップし、岩佐もサスペンションにダメージを抱えてリタイアすることになってしまった。
これでセーフティカー(SC)が出動。なおハウガーはマーシャルにマシンを押してもらい再始動に成功したが、後に失格が言い渡されている。
4周目にレースが再開されると、3番手争いが白熱。ゼイン・マローニ(カーリン)が5番手に後退し、スプリントレースで勝ったエンツォ・フィッティパルディ(カーリン)をマルタンスが追うという展開だ。
また後方ではロイ・ニッサニー(チャロウズ)とアーサー・ルクレール(DAMS)がオー・ルージュ手前で接触しルクレールはこれでスピン。場所が場所だけにヒヤッとするシーンだったが、幸い大事には至らなかった。この件でニッサニーには10秒のタイム加算ペナルティが科せられた。
ランキング2番手のプルシェールは、タイトルを争うベスティがリタイアとなっている中で最大限のポイントを稼ぐべく、首位のベアマンにプレッシャーをかけていくが、ライン外がまだ濡れていることもあってなかなかオーバーテイクはできなかった。
10周を過ぎるとソフトタイヤからミディアムタイヤに履き替えるマシンが出てくるが、ピットレーンはかなり濡れた部分が残っており、アイザック・ハジャー(ハイテック)はピット出口のウォールにヒット。これにより短時間ながらVSC(バーチャル・セーフティカー)が出された。
VSC解除時に上手く加速したか、フィッティパルディがトップ2台に追いついた。15周目にベアマンとプルシェールがピットに飛び込むが、フィッティパルディはここでステイアウトした。
ここで奮起したのがARTのピットクルー。ピット作業を素早く終わらせ、ベアマンよりも先にプルシェールをコースに送り出し、逆転を成功させた。
翌周にピットインしたフィッティパルディはマルタンスやマローニにアンダーカットされてしまった。ただ、マルタンスにはピットレーンの速度違反で5秒のタイム加算ペナルティが出された。
17周目、ジャック・クロフォード(ハイテック)が他車とのバトルでスピンし、レ・コームのランオフエリアでストップしてしまったことでSC出動。これで大チャンスを引き寄せたのがミディアムタイヤでステイアウトしていたドゥーハンだ。最高のタイミングでピットインし、ソフトタイヤを履いて2番手で隊列に戻ることに成功した。
21周目、残り5周でレースは再開。ソフトタイヤを履くドゥーハンは鼻息荒く、ミディアムタイヤの首位プルシェールに迫っていく。プルシェールも懸命に守ったが、23周目のオー・ルージュでドゥーハンにぴったりと張り付かれると、ケメルストレートで首位陥落となった。
ドゥーハンは23周目にファステストラップを刻むと、そのままトップチェッカー。前ラウンドのハンガリーに続いてフィーチャーレース連勝を飾った。この結果、ドゥーハンはランキング4番手に浮上。ノーポイントに終わった岩佐を4ポイント差で追っている。
プルシェールは優勝こそ逃したものの、2位18ポイントを稼ぎポイントリーダーに浮上。同2番手のベスティとは12ポイント差だ。
3番手でチェッカーを受けたのはマルタンスだが、5秒ペナルティを消化し5位に降着。4番手ベアマンにも接触を引き起こしたとして5秒のペナルティが科され7位降着となった結果、フィッティパルディが3位表彰台を手にした。
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