レースレポート
FIA F2 スパ

”F1デビュー直後”のローソン、完璧なレース運びで優勝。岩佐歩夢は9位ポイント獲得ならず|F2第11戦スパ

F2第11戦スパのスプリントレースが行なわれ、リアム・ローソン(カーリン)が優勝を飾った。

Liam Lawson, Carlin

 FIA F2第11戦のレース1がスパ・フランコルシャンで行なわれた。優勝したのは、カーリンのリアム・ローソンだった。

 F2のレース1はピットイン義務のない18周のスプリントレース。予選上位10台がリバースグリッドとなるため、予選10番手のラルフ・ボシュング(カンポス)がポールポジションについた。第6戦のバクーで首を痛めた彼は、これが復帰戦となる。

 2番手フロントロウには、プレマのユアン・ダルバラがつくはずだったが、ダミーグリッドに向かう途中でマシントラブルに見舞われてしまい、フロントロウはボシュングひとりに。テオ・プルシェール(ARTグランプリ)が3番手、リチャード・フェルシュホー(トライデント)が4番手だ。

 DAMSの岩佐歩夢は13番手から。ヴィルトゥオーシ・レーシングの佐藤万璃音は17番手だ。

 ボシュングが堅実なスタートで首位をキープ。2番手には、5番グリッドからグラベルにタイヤを落としながらもターン1で最内にマシンをねじ込んだローソンが浮上した。

 岩佐は10番手までポジションアップ、佐藤は19番手でオープニングラップを終えた。

 勢いが良いローソンは、ケメルストレートであっさりとボシュングを交わし、2周目にして首位に躍り出るとファステストラップを叩き出してボシュング以下を引き離しにかかる。しかしボシュングもDRS圏内で食らいついた。一方、後方ではフェルシュホーを6周目に交わしたジャック・ドゥーハン(ヴィルトゥオーシ)が3番手に浮上した。

 ローソンはタイヤが厳しいと無線でこぼしたものの、少しずつボシュングとの差を広げていく。ボシュングのペースも悪くなく、トップ3の間隔が開いていった。4番手フェルシュホー以下は数珠つなぎのDRSトレイン状態だ。

 レース折り返しをすぎるころには、タイヤマネジメントの差なのか、徐々に隊列もバラけていく。そんな中、9番手を走っていたローガン・サージェント(カーリン)が11周目にクラッシュ。セーフティカーが出動した。

 ローソンはボシュングとの差を5秒まで広げていたが、これでそのリードはご破算に。また6番手を走っていたフェリペ・ドルゴビッチ(MPモータースポーツ)を始めとする約半数のマシンがピットイン。新しいタイヤでの追い上げを選択した。

 岩佐はステイアウトし8番手。12番手のドルゴビッチ以下はピットイン組で、17番手の佐藤もソフトタイヤに交換した。

 残りは4周となった15周目にレース再開。ローソンはうまくリスタートを決めて2秒のリードを築いた。後方ではタイヤを交換したドライバーたちが猛烈な勢いで追い上げ。ドルゴビッチはあっという間に岩佐の後ろ9番手までポジションを上げると、16周目のケメルストレートであっさりと岩佐をオーバーテイク。さらに前を目指していった。

 ドルゴビッチは、使い古したミディアムタイヤでペースが上がらないマシンを次々と攻略。5番手でファイナルラップに突入した。

 後方のバトルもどこ吹く風、首位のローソンは3.8秒リードのトップチェッカー。F1ベルギーGPのFP1ではアルファタウリのマシンをドライブし、F1公式セッションデビューを飾ったばかりのローソンが、早速強烈にアピールをしてみせた形だ。

 2位にはファイナルラップでボシュングを交わしたドゥーハンが入った。ボシュングはポールから3位となったが、これが復帰戦なだけに「信じられない」と、表彰台獲得を喜んだ。

 ドルゴビッチの追撃は表彰台まで届かず4位。また、コース外走行でアドバンテージを得たのではないかとして、レース後の審議対象となった。

 岩佐は9位フィニッシュ。惜しくもポイントに届かなかった。佐藤はタイヤを交換してポジションを上げ、12位でのフィニッシュとなった。

 
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順位 ドライバー チーム 周回数 タイム 前車との差 Mph ポイント
1 New Zealand リアム ローソン United Kingdom カーリン 18 -       10
2 Australia ジャック ドゥーハン United Kingdom ユニ-ヴィルトゥオーシ 18 3.8 3.800 3.800   8
3 Switzerland ラルフ ボシュング Spain カンポス 18 5.7 5.700 1.900   6

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