アームストロングが逃げ切り優勝。岩佐歩夢は惜しくもポイント届かず9位|F2第3戦イモラレース1
FIA F2選手権の第3戦イモラのレース1が行なわれ、マーカス・アームストロング(ハイテック)が優勝した。
写真:: Formula Motorsport Ltd
FIA F2選手権の第3ラウンド、レース1がイモラ・サーキットで行なわれた。好スタートを見せたマーカス・アームストロング(ハイテック)が優勝した。
ピットイン義務のないレース1は、予選上位10台がリバースグリッドに並ぶ25周のスプリントレースだ。
ウエットコンディションの予選でトップだったユーリ・ヴィップス(ハイテック)や2番手岩佐歩夢(DAMS)はグリッド5列目。ポールポジションにはローガン・サージェント(カーリン)、アームストロングがフロントロウからのスタートとなった。
スタート直後は一時4ワイドとなるような状況の中、アームストロングがホールショット。ポールのハウガーは加速が鈍り後退し、2番手にユアン・ダルバラ(プレマ)、3番手にデニス・ハウガー(プレマ)が続いた。後方でコース上でストップしたマシンが出たため、早速のセーフティカー(SC)出動となった。
岩佐は9番手をキープ。22番手スタートだった佐藤万璃音(ヴィルトゥオーシ・レーシング)は16番手までポジションアップした。
5周目にレースが再開。上位陣に大きな順位変動はなかったが、岩佐はひとつポジションを落として10番手となった。
4番手のロイ・ニッサニー(DAMS)は1分30秒前半とペースが上がらず、彼を先頭に10台以上が連なる数珠つなぎ状態。一方のトップ3は1分29秒前半のタイムでバトルを繰り広げた。
そんな中、ラルフ・ボシュング(カンポス)がズルズルとポジションを落とし、コースサイドでマシンストップ。これにより、残り15周のところでバーチャル・セーフティカー(VSC)が出されたが、これはすぐに解除された。
アームストロングにダルバラが、ニッサニーにサージェントが迫るが、コース幅が狭くオールドスクールなイモラではなかなかオーバーテイクには至らず、レース展開は全体的に膠着状態が続いた。
レース終盤になるとタイヤのデグラデーションの違いか、各車のペースに差が生まれ隊列がより小さい集団となっていく。ニッサニーを抜ききれなかったサージェントには、ポイントリーダーのフェリペ・ドルゴビッチ(MPモータースポーツ)が迫ると、24周目にオーバーテイクを決めて5番手に浮上した。
アームストロングは余力を残していたのか、最後はダルバラに1.4秒差をつけてトップチェッカー。3位ハウガーまでが表彰台を獲得した。
岩佐は終始7番手を争う集団でレースを進めたが、最終的に9位フィニッシュ。オーバーテイクが難しい状況の中で、スタートと同じポジションでレースを終えた。佐藤もスタート直後と同じ16位でのフィニッシュとなっている。
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