F2シルバーストン:レース1は好スタート見せたシュバルツマンが逃げ切り。佐藤万璃音は18位
FIA F2第4ラウンド、シルバーストンのレース1が行なわれ、ロバート・シュバルツマン(プレマ)が優勝した。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
2021年FIA F2第4戦のレース1がシルバーストン・サーキットで行なわれた。素晴らしいスタートを見せたロバート・シュバルツマン(プレマ)が優勝した。
予選結果のトップ10をリバースグリッドとし、21周のスプリントレースとして行なわれるレース1。ポールポジションには予選10番手のクリスチャン・ルンガー(ARTグランプリ)。2番グリッドには同9番手のユーリ・ヴィップス(ハイテック)が並んだ。佐藤万璃音(トライデント)は21番手だ。
抜群のスタートで一気にトップに躍り出たのは、4番手スタートのシュバルツマン。ヴィップス、ルンガーがそれに続いた。
オープニングラップの混乱の中で、周冠宇(ユニ-ヴィルトゥオーシ)がスピン。コース上でマシンを止めてしまった。後続のマシンはなんとか周を避けたが、周は再始動できず早速セーフティカー(SC)出動となった。
4周目からレースが再開されるが、今度はアレッシオ・デレッダ(HWA)が単独スピンしコース上で立ち往生。再度SC導入となった。
7周目のリスタートも決めたシュバルツマンはファステストペースで逃げの体制。ヴィップスもなんとか食らいついていたが、シュバルツマンとの差はジリジリと開いていってしまった。
しかし12周目、今度はギリェルメ・サマイア(チャロウズ)がグラベルでマシンを止め、3度目のSC出動。このタイミングで何台かピットインし、タイヤを履き替えた。
3度目のリスタートも危なげなく決めたシュバルツマンは、再びファステストラップを叩き出してヴィップスをDRS圏外に追いやった。
ファイナルラップでヴィップスとの差が再び1秒以内となったものの、シュバルツマンはスキを見せずにトップチェッカー。3位にはルンガーが入った。
第3戦終了時点でポイントリーダーだった周が痛恨のノーポイントに終わったこともあって、シュバルツマンがポイントリーダーに浮上。6位となったオスカー・ピアストリ(プレマ)がランキング2番手だ。
10位には、ピットイン組トップのリチャード・フェルシュホー(MPモータースポーツ)が入った。レース2ではレース1の上位10台がリバースグリッドに並ぶため、フェルシュホーがポールポジションからレース2をスタートすることになった。
佐藤は一時17番手までポジションを上げたが、2度目のSC走行中にスロー走行でピットイン。他車との接触で右フロントサスペンションにダメージを負ってしまったようで、チームクルーは修復作業を実施。佐藤は4周遅れて走行に復帰し、18位でレースを終えた。
順位 | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | Mph | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ロバート シュバルツマン | プレマ | 21 | - | 15 | |||
2 | Jüri Vips | ハイテック | 21 | 0.900 | 0.900 | 0.900 | 12 | |
3 | クリスチャン ルンガー | ARTグランプリ | 21 | 2.500 | 2.500 | 1.600 | 10 | |
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