レースレポート
FIA F2 Monaco

荒れた展開のレースを、バーナードがポールからF2初優勝。宮田莉朋は17位|F2モナコ スプリント

FIA F2選手権の第5戦、モナコのスプリントレースが行なわれ、テイラー・バーナード(AIX)が優勝した。

Taylor Barnard (GBR, PHM AIX Racing)

 FIA F2選手権の第5戦モナコのスプリントレースでは、テイラー・バーナード(AIX)がF2初優勝を果たした。

 舞台は言わずと知れたモンテカルロ市街地コース。ドライバーの度胸が試される伝統のストリートサーキットだ。

 スプリントレースはタイヤ交換義務がなく、オーバーテイクが難しいコース特性であることもあって、スタートポジションは非常に重要。予選10番手だったバーナードがリバースグリッドで1番前からのスタートとなった。

 2番手にガブリエル・ボルトレト(インヴィクタ・レーシング)、3番手にデニス・ハウガー(MPモータースポーツ)がつけた。宮田莉朋(ローディン)はマシントラブルがあり予選でタイムを出せず。22番手からの追い上げを目指した。

 30周のレースがスタートすると、蹴り出しはボルトレトが速かったものの、バーナードがターン1”サンテ・デボーテ”でタイヤをロックさせながら何とか首位キープした。

 一方、このサンテ・デボーテでは9番グリッドからのスタートで出遅れたヴィクトー・マルタンス(ARTグランプリ)が、後方集団に飲み込まれて接触。そのままバリアに突き刺さってしまい、早速セーフティカー(SC)が出動した。

 3周目にレースが再開。バーナードは上手くリスタートを決めて首位を守ったが、後続を引き離す速さはなく、各車が数珠繫ぎで周回を重ねていった。

 すると5周目、プールサイドシケインの出口(ターン16)でジョセップ・マリア・マルティ(カンポス)がクラッシュしたことで再びのSC出動となった。

 9周目にレースが再開されてからも、トップ4がテール・トゥ・ノーズ。5番手を走るフランコ・コラピント(MPモータースポーツ)がヌーベル・シケインで止まりきれず、隊列がちぎれる形となった。

 11周目には、予選で最速だったリチャード・フェルシュホー(トライデント)が他車から追突を受け、フロントウイングが壁に接触。緊急ピットインを強いられた。

 これでデブリが落ちたことでバーチャル・セーフティカー(VSC)が出されたが、このVSCはすぐに解除され、トップ4は間隔を変えながらも周回を重ねていった。

 レース折り返しを過ぎると、2番手ボルトレトがヌーベル・シケインをカットしたことで、バーナードとの距離が2秒以上に広がり、3番手デニス・ハウガー(MPモータースポーツ)からプレッシャーを受けた。また4番手のアンドレア・キミ・アントネッリ(プレマ)もペースが安定せず、ハウガーから3秒遅れとなった。

 24周目、11番手を走っていたゼイン・マローニ(ローディン)がラスカスでタイヤをロックさせ、前を走るマシンに追突。さらに後ろのマシンからも追突されてスピンしてしまった。

 マローニがコースを塞ぐような形になったことで、通過できずに止まってしまったマシンもあり、レースは24周を終えたところで赤旗中断となった。

 中断中にタイヤを交換したマシンもある中、残り5周からローリングスタートでレース再開。バーナードは一気にボルトレトとの差を開き、1周で3秒近いギャップを作った。

 バーナードは2番手以下を近づけず、5秒のリードを持ってファイナルラップに突入。最後までミス無く走りきり、トップチェッカーを受けた。

 これでバーナードはF2初入賞が嬉しいモナコでの優勝となった。2位はボルトレト。なんとかハウガーを抑えきった。

 赤旗中にタイヤを交換したキミ・アントネッリは、リスクのあるオーバーテイクを狙うのではなく、前のハウガーと距離をとってファステストラップを獲得すべくプッシュ。4位とボーナスポイントを持ち帰った。

 宮田は最終的に17位でフィニッシュ。ドライコンディションでの貴重なマイレージを稼ぎ、他車のリタイアなどでポジションを上げて完走を果たした。

   
1
 - 
4
   
   
1
 - 
2
   
順位 ドライバー # 周回数 タイム 前車との差 平均速度 ピット ポイント リタイア原因 ボーナス
1
Taylor Barnard PHM AIX Racing
25 30

-

           
2
Gabriel Bortoleto Invicta Racing
10 30

+5.200

5.2

5.200          
3 Norway デニス ハウガー MPモータースポーツ 11 30

+5.800

5.8

0.600          
 

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