レースレポート
FIA F2 レッドブルリンク

難コンディションでタイヤ選択バッチリ! フェルシュフォー優勝。岩佐歩夢9位|F2シュピールベルグ

FIA F2第8戦シュピールベルグラウンドのフィーチャーレースは、リチャード・フェルシュフォー(トライデント)が優勝を果たした。

Ayumu Iwasa, Dams

 レッドブルリンクでFIA F2第8戦シュピールベルグのフィーチャーレースが行なわれ、リチャード・フェルシュフォー(トライデント)が優勝した。

 フィーチャーレースはポイント配分が多い、F2にとってのメインレース。本来はタイヤ交換義務のある40周のレースだが、今回はダンプコンディション。レコードライン上はかなり乾きつつあり、後方のマシンを中心にスーパーソフトタイヤを履いて大幅なポジションアップを目指すマシンも多いという状況だ。

 ポールポジションはフレデリック・ベスティ(ARTグランプリ)。2番手にユーリ・ヴィップス(ハイテック)が並んだ。岩佐歩夢(DAMS)は4番手、佐藤万璃音(ヴィルトゥオーシ)は18番手スタートだ。

 グリッドの路面が濡れていたベスティは蹴り出し悪く、ヴィップスがトップに浮上。岩佐も一時2番手に浮上したが、ベスティにターン4で抜き返され、3番手でオープニングラップを終えた。

 ドライタイヤを履いていたレース1ウイナーのマーカス・アームストロング(ハイテック)がクラッシュしたことで、2周目にセーフティカーが出動。この間にドライタイヤへ交換したドライバーもいた。

 ウエットタイヤを履く上位陣は濡れた場所を走り、タイヤを冷やしながら5周目のリスタートを待った。

 7周目、スーパーソフトタイヤを履くリチャード・フェルシュフォー、ユアン・ダルバラ(プレマ)らドライタイヤを履くマシンが上位陣を軽々と追い抜いていき、たまらずウエットタイヤを履いていたマシンがピットイン。スーパーソフトタイヤで残る30周以上を走り切るのは難しいため、フィニッシュを目指してミディアムタイヤに交換するマシンが多かった。

 13番手、ピットインした中の2番手でコースに復帰した岩佐は、10周目にローガン・サージェント(カーリン)に抜かれてしまった。サージェントはその後もハイペースでプッシュし、ベスティをもパスした。

 スタートからスーパーソフトタイヤを履くマシンの中では、フェルシュフォーが抜群のペースで周回。2番手には、今ラウンドからラルフ・ボシュングの代役を務めるロベルト・メルヒ(カンポス)が浮上した。

 スーパーソフトタイヤを履いていたマシンも、13周目ごろからピットイン。フィニッシュを目指してミディアムタイヤに履き替えていった。

 スーパーソフトタイヤで順位を上げたものの、ミディアムタイヤでのペースが上がらないマシンも多く、コース上ではバトルが多発。サージェントはアグレッシブにオーバーテイクを重ねていった他、岩佐も冷静にタイヤをマネジメントしながらポジションを上げていった。

 一方、タイヤギャンブルが成功しトップに立ったフェルシュフォーは首位のまま、ミディアムタイヤへの交換を済ませることに成功。ダルバラに対して3秒ほどのリードを保ち、首位をひた走った。

 各車、ミディアムタイヤのマネジメントをしながらのにらみ合いが続く。岩佐は、ペースが上がらない7番手デニス・ハウガー(プレマ)、コース外走行で5秒のタイム加算ペナルティを受けたベスティに詰まる形で、9番手からなかなか順位を上げることができず。さらにトラックリミット違反で5秒のペナルティも科されてしまった。

 一方、トップのフェルシュフォーはダルバラとのギャップを7秒ほどまで開くセーフティリード。逆にダルバラには、3番手のメルヒがじわじわと近づいていった。

 メルヒは37周目にダルバラを完全にロックオン。39周目のターン3で巧みにクロスラインを仕掛け、ダルバラをオーバーテイクした。

 しかしプッシュしすぎたのか、メルヒもトラックリミット違反で5秒のタイム加算ペナルティを受けてしまった。

 結局、フェルシュフォーは10秒以上のリードを築いて悠々のトップチェッカー。多くのマシンがトラックリミット違反を犯す中でも、ミス無く優勝を掴んだ。

 メルヒは2番手でチェッカーを受けたものの5位まで降格。ダルバラが2位、3位にサージェントが入った。

 岩佐は最終的に9位フィニッシュ。上位からのスタートでタイヤ選択のギャンブルはしづらかったとはいえ、展開が味方せず。ミディアムタイヤでのペースもサージェントほどは良くなかったが、何とかポイントを持ち帰った。

 佐藤は、レース序盤にポジションを落としたものの、最終的に1ポジションアップの17位でレースを終えた。

 
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