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何事にも動じぬ驚異のメンタル。角田裕毅、勝負の1年は「誰よりも速く走るだけ」

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何事にも動じぬ驚異のメンタル。角田裕毅、勝負の1年は「誰よりも速く走るだけ」
執筆:
2020/02/25 8:35

2020年からFIA F2に参戦する角田裕毅はF1昇格に向け、レッドブルやホンダなど、多くの人々の期待を背負っている。しかし彼はそれを重圧と感じておらず、とにかく速く走るだけだと語った。

 FIA F3を1年で“卒業”し、2020年は名門カーリンからFIA F2に参戦する角田裕毅。レッドブル、そしてホンダの育成ドライバーとして、多くの人々の期待を背負う角田に話を聞くと、彼の常人離れしたメンタリティの一端が見えた。

 2018年のFIA F4日本選手権でチャンピオンを獲得した角田は、2019年に渡欧。イェンツァーからFIA F3に参戦した。決して強豪とは言えないチームながら、角田は中盤戦以降尻上がりに調子を上げていき、第6戦スパのレース2で初表彰台を獲得すると、第7戦モンツァのレース2では初優勝を飾った。

 続く第8戦ソチがFIA F3のシーズン最終戦となったが、そのレース2終了後に、角田はレッドブル育成のトップであるヘルムート・マルコ、そしてホンダのF1マネージングディレクターである山本雅史に、FIA F2参戦を伝えられたという。

「ソチのレース2の後、マルコさんと山本マネージングディレクターにF2への参戦を伝えられました」

「僕はF3をもう1年戦ってチャンピオンを狙うことになると思っていたので、素直にビックリしました。でも楽しみですし、大きなチャレンジになると思います」

 マルコは以前、motorsport.comのインタビューの中で、角田が参戦1年目からランキング4位以内に入ることを期待していると語っていた。“ランキング4位”は、角田がF1参戦に必要なスーパーライセンスを2020年末に獲得するための最低条件ではあるが、その要求のレベルは決して低くないと言える。

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 角田自身も、マルコ本人からその旨を伝えられていることを明かしたが、それに対して驚くことはなかったようだ。

「(マルコから)『我々は君がランキング4位以上になることを望んでいる』と言われました。決して簡単なチャレンジではありませんが、F1に昇格するドライバーの多くは参戦1年目でF2のトップ3になっているので、当然かなとも思います」

「F1の一歩手前まで来ましたが、F2は最後に立ちはだかる大きな壁でもあります。それを乗り越えないとF1でも通用しないと思います」

「確かにレッドブルは厳しい面もありますけど、結果を出せばいい話なので。結果を残せば(F1に)乗るチャンスがある訳ですし、そこには4つもシートがあります」

■F2開幕ダッシュの鍵握るプレシーズンテスト

Yuki Tsunoda, Carlin

Yuki Tsunoda, Carlin

Photo by: Joe Portlock / Motorsport Images

 角田は昨年12月に、アブダビで行なわれたFIA F2のポストシーズンテストにカーリンから参加。FIA F2マシンを初ドライブした。強烈なブレーキングGやターボラグなど、FIA F3マシンにはなかったフィーリングに少し驚きながらも、3日目には全体7番手タイムをマークした。

 3月1日(日)からは、バーレーン・インターナショナル・サーキットでFIA F2プレシーズンテストがスタートする。角田はこのテストが2020年シーズンに向けて極めて重要なものになると認識している。

「バーレーンでの3日間のテストでいかにチームに良いデータを提供できるか、いかに良いフィードバックができるかが、本当に重要だと思います。特に開幕戦でインパクトを残すことが大事だと思っているので、なおさらです」

「今年のF2はタイヤも(18インチタイヤに)変わります。まだ(18インチを履いたF2マシンに)乗ったことがないので何とも言えませんが、F1マシンでのテストではフィーリングはあまり変わらなかった、という話を聞きました」

「僕は昨年、タイヤのウォームアップに苦戦しました。バーレーンのテストで(新タイヤの)ウォームアップの仕方を一番早くつかんだドライバーが、開幕戦の予選で前に出てくると思うので、出来るだけ多くのデータを集めたいと思います」

■「プレッシャーはない。とにかく速く走るだけ」

Masashi Yamamoto, General Manager, Honda Motorsport, and F3 racer Yuki Tsunoda

Masashi Yamamoto, General Manager, Honda Motorsport, and F3 racer Yuki Tsunoda

Photo by: Andrew Hone / Motorsport Images

 2015年以来、F1のグリッドには日本人ドライバーがひとりもいないという状況が続いている。1987年に中嶋悟がF1フル参戦デビューを果たして以来、最も長い“空白期間”の中で、日本の多くのモータースポーツファンが、新たな日本人F1ドライバーの誕生を待ち望んでいる。

 そんな中、レッドブルとホンダという強力な後ろ盾を持つ19歳の角田が、F1に最も近いカテゴリーであるFIA F2にたどり着いた。レッドブル、ホンダ、そして日本のモータースポーツファンが、角田の活躍に注目し、期待をしている。ただその期待は、時に“重圧”へと変わり、当人に重くのしかかることがある。

 しかし角田は違った。インタビューに答える彼はどこか飄々(ひょうひょう)としていて、なおかつ自信に満ちあふれているように見えた。気負っているような様子は一切感じられなかった。

 周囲からの期待をプレッシャーに感じているかどうかについて、角田は次のように話した。

「プレッシャーはあまり感じていません。自分が前からやりたかったことですし、楽しみなことしかないです」

「もちろん、皆さんの期待に応えたいと思っていますが、まずはバーレーンのテストに集中したいので、あまり意識していません」

「プレッシャーを感じたレース……ないですかね。(少し考えて)でもさすがに、FIA F4でのチャンピオンが懸かったレースでは、チャンピオンを獲らないと海外のF3には行けないと思ったので、プレッシャーがありましたね。それと比べると、今はとにかく楽しく乗って、速く走ればいいと思っています」

 チームメイトが誰か、F2のグリッドに日本人ドライバーが何人いるかも、自分にとってはあまり重要なことではないと語る角田。彼が見据えているものは、もっともっと先の方にある。

「僕には誰よりも速く走りたいという思いがあります。僕の最大の野望は、ミハエル・シューマッハーが持っているタイトル獲得記録(7回)を塗り替えることですね。そういった野望が全て達成されるまで、僕のモチベーションが尽きることはないと思います」

 そんな大いなる野望を語った角田。彼にとって今後のキャリアを大きく左右するシーズンになることは間違いないが、肩肘を張っているのはむしろ我々の方なのかもしれない。

 

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この記事について

シリーズ FIA F2
ドライバー 角田 裕毅
執筆者 戎井健一郎