写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
FIA F3第8戦モンツァのレース1が行なわれた。優勝したのはフレデリック・ベスティ(プレマ)で、今季2勝目となった。
グリッドの並びだが、ペナルティによって予選結果から大きく変動しており、ポールポジションはリアム・ローソン(ハイテック)、2番手にはマッテオ・ナニーニ(イェンツァー)が並んだ。ポイントリーダーのローガン・サージェント(プレマ)は5番手スタートだ。
ローソンは順当にスタートを決めたが、ナニーニも出足がよくサイド・バイ・サイドに。ターン1ではローソンがコースオフしながらも前を抑え、22周で争われるレースのオープニングラップを先頭で終えた。
先頭に立つローソンを追うのは、ナニーニを交わして2番手に浮上したテオ・プルシェール(ARTグランプリ)。ローソンを3周目に射程圏に捉え、追い抜く隙を伺った。
プルシェールは4周目にアタックを仕掛け、ターン1でローソンを抜き先頭に躍り出た。一方オーバーテイクを許したローソンは続けてジェイク・ヒューズ(HWA)にも前を行かれ、3番手に落ちてしまった。
先頭集団は7周を終えた時点でプルシェール、ヒューズ、ローソン、ナニーニの4名に絞られた。
9周目、ナニーニはターン1のイン側への飛び込みでローソンへオーバーテイクを仕掛けたが、ローソンと接触。ナニーニが左フロントタイヤに損傷を負い、戦線を離脱した。
レース12周目、セバスチャン・フェルナンデス(ARTグランプリ)がストップ。これによりセーフティーカーが出動することとなった。
14周目にレースが再開されると、3番手につけていたベスティが好スタートを切り、ヒューズを追い抜いて2番手に浮上した。
先頭のプルシェールはベスティを突き放すことができず、0.8秒ほどの差を維持して周回を消化していった。ただその差は徐々に縮まり、残り4周になるとベスティがプルシェールに完全に追いついた。
そして残り3周、ベスティは最終コーナーのパラボリカからホームストレートにかけての加速でプルシェールに並ぶと、ターン1でついにオーバーテイク。先頭が入れ替わった。
ベスティはトップに立った後は一度も首位を譲ることなく走りきり、トップでチェッカーを受け今季2勝目を挙げた。2位はプルシェール、3位にはヒューズやデビッド・ベックマン(トライデント)とのバトルを制したオスカー・ピアストリ(プレマ)が入った。
なおポイントリーダーのサージェントはレース中盤にスピンを喫したことで26位と下位に沈んでしまい、ピアストリがランク首位に躍り出ている。
順位 | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | Mph | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | フレデリック ベスティ | プレマ | 22 | - | ||||
2 | テオ プルシェール | ARTグランプリ | 22 | 0.800 | 0.800 | 0.800 | ||
3 | オスカー ピアストリ | プレマ | 22 | 5.400 | 5.400 | 4.600 | ||
4 | デビッド ベックマン | トライデント | 22 | 6.100 | 6.100 | 0.700 | ||
5 | ジェイク ヒューズ | HWA | 22 | 7.400 | 7.400 | 1.300 | ||
6 | リアム ローソン | ハイテック | 22 | 7.900 | 7.900 | 0.500 | ||
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