FIA F3 Monza

21周でセーフティカー4回の大荒れレース。病魔も克服した苦労人、エドガーが初優勝|FIA F3最終戦モンツァ

FIA F3最終ラウンドのレース2がモンツァで行なわれ、ジョニー・エドガーが優勝した。

Jonny Edgar, MP Motorsport

 2023年FIA F3最終ラウンドのレース2(フィーチャーレース)がイタリアのモンツァ・サーキットで行なわれた。優勝したのはジョニー・エドガー(MPモータースポーツ)だった。

 正真正銘、今季最後のレースとなるモンツァのレース2。チャンピオンは既に予選の段階でガブリエル・ボルトレト(トライデント)に決定しており、レース1ではフランコ・コラピント(MPモータースポーツ)が優勝してランキング2番手に浮上した。この時点でコラピント以下10点差以内に4人のドライバーがひしめいており、ランキング2位をかけた争いが白熱していた。

 ポールポジションはオリバー・ゲーテ(トライデント)。2番グリッドにカイオ・コレ(VAR)、3番グリッドにポール・アロン(プレマ)が続いたが、フォーメーションラップを終えたゲーテはトラブルからか本来のグリッド位置につかず、ピットレーン出口付近にマシンを停めるという波乱のスタートとなった。

 1周のエクストラフォーメーションラップを経てスタートが切られると、先頭のコレに続いてエドガーが2番手に浮上。3番手にボルトレト、4番手にアロンとなった。しかし中団で争っていたコラピントがコースオフしてマシンを停めると、1周目からセーフティカー出動となった。

 4周目にリスタートが切られたが、各所で接近戦が繰り広げられる中で再びアクシデントが。コースオフにより順位を落としていたボルトレトが、レズモでグレゴワール・ソーシー(ARTグランプリ)と競り合った結果、ソーシーはグラベルへ。ソーシーはこれでレースを終えることとなり、2度目のセーフティカーとなった。

 首位はコレからエドガーに変わって9周目にリスタート。コラピントらと共にランキング2位を争うアロン(ランキング3番手)は上位を走行していたが、リスタート直後のシケインでコースオフし、大きく順位を下げてしまった。

 続いてグラベルの餌食となってしまったのは、セバスチャン・モントーヤ(ハイテック)。モントーヤのストップで14周目(残り8周)で三度セーフティカーランとなり、エドガー、コレ、テイラー・バーナード(イェンツァー)と続く隊列を引っ張った。

 残り6周でレースが再開されると、大蛇のように一続きとなった隊列は第1シケインへの進入にかけて大きく収縮。各所で接触やコースオフが多発した結果、ランキング4番手のジョセップ・マリア・マルティ(カンポス)のマシンがスピンアウトし、またもセーフティカーとなった。

 接触やコースオフに絡んだドライバーに続々とペナルティが出されていく中、ホームストレート脇でストップする車両も出たりと、レースは“カオス”な状態。セーフティカーランは長引いたが、ファイナルラップで再開されることが決まり、エドガー、ザク・オサリバン(プレマ)、コレ、バーナードの順で残り1周の超スプリントレースが始まった。

 結局エドガーは逃げ切りトップチェッカー。クローン病の闘病も経験した苦労人がついにF3初優勝を手にした。2位はオサリバンで、ライバルの脱落もあってランキング5番手からランキング2位にジャンプアップしただけでなく、プレマのチームタイトル獲得にも貢献した。3位はバーナードだった。

 

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