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予選レポート

F3モンツァ予選:コース上大渋滞で赤旗の珍事。ルンガーPP、名取6位

FIA F3選手権モンツァ戦の予選が行われ、クリスチャン・ルンガーがポールポジションを獲得。名取鉄平は6位、角田裕毅は11位となった。セッションはコース上大渋滞のため、早期赤旗終了という波乱の幕切れだった。

Christian Lundgaard, ART Grand Prix

写真:: Joe Portlock / Motorsport Images

 FIA F3のモンツァ戦予選が行われ、クリスチャン・ルンガー(ARTグランプリ)がポールポジションを獲得した。

 直前のFIA F2の予選で赤旗が多発した影響もあり、5分遅れで始まったFIA F3モンツァ戦の予選。雨も止み、ドライコンディションでセッションが行われることとなった。

 セッション冒頭にはペドロ・ピケ(トライデント)がコース脇にはみ出してしまうシーンもあったが、事なきを得てコースに復帰していった。

 各車のアタック合戦は激しく、目まぐるしく順位が変わって行く。

 全車が1セット目のタイヤでのアタックを終えた段階で、首位に立ったのはクリスチャン・ルンガー(ARTグランプリ)で、タイムは1分38秒834だった。2番手にはマーカス・アームストロング(プレマ)、ランキング首位のロバート・シュワルツマン(プレマ)が3番手で折り返しを迎えた。名取鉄平(カーリン)は5番手、角田裕毅(イェンツァー)は10番手だった。

 セッション残り10分というところで、各車がタイヤを交換してコースイン。ただ、前を行くマシンのスリップストリームを使おうと画策するドライバーが多く、コース上は非常に混雑した形となった。

 ルンガー、アームストロング、シュワルツマンの3人は、アタック中に大渋滞に追いついてしまい、アタックを諦めざるを得なかった。

 残り3分45秒というところで、赤旗が提示される。この赤旗は安全上の理由と説明。おそらく、コース上のマシン同士が接近しすぎたことが原因だろう。しかも3分45秒と十分な時間が残されているにも関わらず、セッションが再開されることはなかった。

 結局ルンガーがポールポジションを獲得。2番手アームストロング、3番手にシュワルツマンという順位となった。

 名取は結局6番手となり、自己ベストの予選結果を更新。角田は11番手となった。

順位 ドライバー チーム 周回数 タイム 前車との差 Mph
1 Denmark Christian Lundgaard France ARTグランプリ 12 1'38.834     211.008
2 New Zealand Marcus Armstrong Italy プレマ・レーシング 11 1'38.969 0.135 0.135 210.720
3 Russian Federation Robert Shwartzman Italy プレマ・レーシング 11 1'39.037 0.203 0.068 210.575
4 India Jehan Daruvala Italy プレマ・レーシング 11 1'39.055 0.221 0.018 210.537
5 Germany Lirim Zendeli Czech Republic Charouz Racing System 11 1'39.177 0.343 0.122 210.278
6 Japan 名取 鉄平 United Kingdom カーリン 12 1'39.303 0.469 0.126 210.011
7 United Kingdom Max Fewtrell France ARTグランプリ 12 1'39.307 0.473 0.004 210.003
8 Netherlands Richard Verschoor Netherlands MPモータースポーツ 11 1'39.312 0.478 0.005 209.992

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