F3シルバーストン:レース2はルーキーのスモリャルがポールから初優勝
FIA F3第4戦シルバーストンのレース2では、ARTグランプリのアレクサンダー・スモリャルが優勝した。
Alexander Smolvar, ART Grand Prix
Mark Sutton / Motorsport Images
2020年FIA F3第4戦のレース2が、イギリスのシルバーストン・サーキットで行なわれた。優勝したのはアレクサンダー・スモリャル(ARTグランプリ)だった。
前日に行なわれたレース1では、リアム・ローソン(ハイテック)が優勝。今季2勝目を挙げてランキング3位に浮上した。レース2ではレース1の上位10台がリバースグリッドとなり、スモリャルがポールポジション、デビッド・ベックマン(トライデント)が2番グリッドにつけた。
20周のレースがスタート。スモリャルがトップをキープして1コーナーを抜けた。オープニングラップを終えてトップ6のオーダーに変更はなく、レース1ウィナーのローソンが10番手から7番手に順位を上げた。
レース1で2位だったポイントリーダーのオスカー・ピアストリ(プレマ)は10番手を争っていたが、ターン7の出口でコースオフ。中団に飲みこまれてしまった。ピアストリはその後、DRSにトラブルが発生したようでピットイン。そのままマシンを降りてしまい、連続表彰台は3でストップした。
5周目、イゴール・フラガ(チャロウズ)のマシンがウェリントン・ストレートのコース脇でストップ。これによりセーフティカーが出動した。
レースは9周目から再開され、スモリャル、ベックマン、クレメント・ノバラク(カーリン)、アレックス・プローニ(カンポス)、フレデリック・ベスティ(プレマ)の順でコントロールラインを通過した。
レースは後半戦に突入。首位を走るスモリャルにベックマン、ノバラク、そしてプローニが迫る。各車が1秒以内のギャップで走行し、スモリャルにプレッシャーをかけていった。残り5周頃からそこにベスティも加わり、5台による先頭集団が形成された。
しかしながらスモリャルは、ベックマンの追撃を巧みに交わして首位をキープ。そのままチェッカーを受け、ポールトゥウィンを決めた。ルーキーの彼にとってはFIA F3初優勝だ。2位にはベックマンが入り、ポイントランキング3番手に浮上した。3位はノバラクだった。
今回はリタイアに終わったピアストリだが、ポイントランキングでは依然として2番手のローガン・サージェント(プレマ)を18ポイントリードして首位に立っている。なお、次週も同じくシルバーストンで第5戦が開催される。
順位 | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | Mph | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | アレクサンダー スモリャル | ARTグランプリ | 20 | - | 15 | |||
2 | デビッド ベックマン | トライデント | 20 | 0.700 | 0.700 | 0.700 | 12 | |
3 | クレメント ノバラク | カーリン | 20 | 1.100 | 1.100 | 0.400 | 10 | |
4 | アレックス プローニ | カンポス | 20 | 1.700 | 1.700 | 0.600 | 8 | |
5 | フレデリック ベスティ | プレマ | 20 | 2.200 | 2.200 | 0.500 | 6 | |
6 | ローガン サージェント | プレマ | 20 | 2.600 | 2.600 | 0.400 | 5 | |
7 | リアム ローソン | ハイテック | 20 | 6.400 | 6.400 | 3.800 | 4 | |
8 | テオ プルシェール | ARTグランプリ | 20 | 6.900 | 6.900 | 0.500 | 3 | |
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