F3シュピールベルク:12番手スタートのハウガーが乱戦制す。岩佐歩夢は10ポジションアップで9位入賞
FIA F3ラウンド3のレース1が行なわれ、プレマのデニス・ハウガーが優勝した。19番グリッドスタートの岩佐歩夢は9位入賞を果たした。

2021年FIA F3第3戦シュピールベルクのレース1がオーストリアのレッドブルリンクで行なわれた。24周のスプリントレースを制したのはデニス・ハウガー(プレマ)だった。
前日に行なわれた予選ではポイントリーダーのハウガーがトップタイムをマーク。レース3のポールポジションを手中に収めた。レース1は予選上位12名によるリバースグリッドとなるため、予選12番手のローガン・サージェント(チャロウズ)がポールポジション、ハウガーは12番グリッドとなった。岩佐歩夢(ハイテック)は19番グリッドから追い上げを目指した。
スタート直後の1コーナーで首位に立ったのは2番グリッドのマッテオ・ナニーニ(HWA)。そこにサージェント、クレメント・ノバラク(トライデント)が続いた。岩佐は2周目には14番手まで順位を上げた。
レース序盤は上位陣のオーダーに変動はなく、膠着状態が続いていたが、9周目のターン4でサージェントがナニーニをオーバーテイクしたのを皮切りに、ノバラクも含めた上位3台の争いは激化した。3台の間で毎周のように首位が入れ替わるような展開の中、オリー・コールドウェル(プレマ)、ハウガーらもその集団に追い付き、5台による優勝争いとなっていった。
19周目にノバラクが首位に立ち、ナニーニと激しいポジション争いを演じていたが、両者は21周目のターン4で接触。共にコースオフして順位を落とし、一転してハウガー、コールドウェルというプレマ勢のワンツー体制となった。
ハウガーはそのまま逃げ切りトップチェッカー。12番グリッドから見事な追い上げを見せて今季2勝目を挙げた。彼はレース3でのポールポジションが決まっているため、このラウンドで一気にチャンピオンシップのリードを広げる可能性もある。2位はコールドウェル、3位はサージェントだった。
岩佐は乱戦の中で着実に順位を上げていき、終盤は6番手集団につけた。彼は最終的に9位に入り、ポールリカール戦から続く連続入賞を4レースに伸ばした。なお、レース2はレース1の上位12台がリバースグリッドとなるため、岩佐は2列目4番グリッドからのスタートとなる。
順位 | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | Mph | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | |
|
24 | - | ||||
2 | |
|
24 | 0.400 | 0.400 | 0.400 | ||
3 | |
|
24 | 3.000 | 3.000 | 2.600 | ||
4 | |
|
24 | 4.000 | 4.000 | 1.000 | ||
5 | Jak Crawford | |
24 | 4.700 | 4.700 | 0.700 | ||
6 | Caio Collet | |
24 | 5.200 | 5.200 | 0.500 | ||
7 | |
|
24 | 6.500 | 6.500 | 1.300 | ||
8 | |
|
24 | 7.200 | 7.200 | 0.700 | ||
9 | Ayumu Iwasa | |
24 | 7.500 | 7.500 | 0.300 | ||
10 | |
|
24 | 8.000 | 8.000 | 0.500 | ||
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