F3オーストリア予選:アームストロングがPP。名取鉄平21番手、角田裕毅27番手
FIA F3第3ラウンド、オーストリアの予選が行われ、プレマ・レーシングのマーカス・アームストロングがポールを獲得した。
写真:: FIA F3
FIA F3第3ラウンド、オーストリアの予選は、プレマ・レーシングのマーカス・アームストロングがポールポジションを獲得した。
30分の予選セッションでまず主導権を握ったのは、プレマ・レーシング勢。アームストロングが1分20秒462でトップに立ち、ユアン・ダルバラ、ロバート・シュバルツマンが続き、プレマがトップ3を独占したのだ。
しかしセッション開始から10分が経過した時点で、ポイントリーダーのシュバルツマンがコースサイドでマシンを止めてしまった。マシンがコース外に出されるまで黄旗が振られたこともあり、各車が一旦ピットに戻った。
この時点で、名取鉄平(カーリン)は12番手、角田裕毅(イェンツアー)は24番手だった。
各車がタイヤを履き替え、2度目のコースイン。残り時間が6分を切る頃から、アタックへ入っていった。
アームストロングが全体ベストを塗り替えるペースでセクター1と2を抜けるなど、各車がアタックに入っているタイミングでローガン・サージェント(カーリン)が最終コーナーでコースオフ。タイヤバリアに突き刺さってしまい、セッションは赤旗中断となった。かなり激しいクラッシュだったが、幸いにもサージェント本人には怪我はなかったようだ。
赤旗が出される前にタイムを更新できたのは、3番手に浮上したユーリ・ヴィップス(ハイテックGP)や4番手につけたレオナルド・プルチーニ(ハイテックGP)など数台だけだった。
セッションは残り時間4分23秒から再開。土壇場でマックス・フュートレル(ARTグランプリ)が1分19秒839を叩き出すも、1分19秒716までタイムを更新したアームストロングが譲らず、ポールポジションを獲得した。3番手はヴィップス、4番手はダルバラだった。
ポイントリーダーのシュバルツマンは最終的に12番手。名取は21番手、角田は27番手で予選を終えている。
【リザルト】FIA F3第3ラウンド:オーストリア予選
順位 | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | Mph |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Marcus Armstrong | プレマ・レーシング | 14 | 1'19.716 | 195.363 | ||
2 | Max Fewtrell | ARTグランプリ | 16 | 1'19.839 | 0.123 | 0.123 | 195.062 |
3 | Jüri Vips | ハイテック・レーシング | 17 | 1'19.896 | 0.180 | 0.057 | 194.923 |
4 | Jehan Daruvala | プレマ・レーシング | 14 | 1'19.934 | 0.218 | 0.038 | 194.830 |
5 | Christian Lundgaard | ARTグランプリ | 14 | 1'20.003 | 0.287 | 0.069 | 194.662 |
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