F3スパ:レース1はコロンボが雨の中独走でF3初優勝。岩佐歩夢は15位でポイントに届かず
F3第5ラウンドのレース1がスパ・フランコルシャンで行なわれ、カンポス・レーシングのロレンゾ・コロンボがF3初優勝を果たした。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
FIA F3選手権の第5戦、レース1がベルギーのスパ・フランコルシャンで行なわれ、カンポス・レーシングのロレンゾ・コロンボがポールポジションから独走。F3初優勝を果たした。
前日に行なわれた予選では、ジャック・ドゥーハン(トライデント)が最速タイムをマーク。岩佐歩夢(ハイテックGP)は17番手だった。レース1のグリッドは予選トップ12がリバースグリッドとなり、コロンボがポールポジション。岩佐のチームメイトであるジャック・クロフォードが2番グリッドについた。
レース開始時刻のスパ・フランコルシャンは雨模様。霧も立ち込め、スタートが25分ディレイとなった。
セーフティカー(SC)先導で各車がグリッドを離れ、フォーメーションラップを2周追加で行なった。しかし周期的に雨も強まり、コンディションは改善されず。結局、SCが退去することなくスタート手順が中断され、各車がピットレーンに戻ることになった。
本来のスタート時刻から50分後、再度全車がSC先導でコースイン。レース距離が15周に減算された上、SC走行のままラップカウントが開始された。しかしさらに雨が強くなったようで、各車が巻き上げる水煙で視界がかなり悪い状態が続いた。
そんなコンディションのまま、3周目終わりでSCがピットに戻りバトル開始。各車慎重にターン1に入っていった。上位7台にポジション変動はなかったが、岩佐は1ポジションアップし16番手。さらに5周目には15番手に上がった。
首位のコロンボは、唯一視界が良好なことから着実にリードを拡大。11周終わりまでに10秒以上のリードを築いた。
一方、4番手のジョナサン・ホガード(イェンツァー)以下は5~6台の数珠つなぎに。ターン1などでラインを変えながらポジションアップを狙い、サイドバイサイドでオールージュを駆け上がるエキサイティングなバトルを展開した。
このバトルで、5番手にいたデビッド・シューマッハー(トライデント)が割を食って一気にポジションダウン。カイオ・コレ(MPモータースポーツ)は4番手まで浮上したが、コース外を走行してアドバンテージを受けたとして5秒のタイム加算ペナルティを受けた。
コロンボは結局、13.4秒のリードで悠々トップチェッカー。2位にクロフォード、3位にローマン・スタネック(ハイテック)が入った。
激しい4位争いを制したのはフレデリック・ベスティ(ARTグランプリ)。ペナルティを受けたコレは9位、シューマッハーは11位となっている。
コロンボは前戦ブダペストのレース1でトップチェッカーを受けながら、レース後に5秒のタイム加算ペナルティが言い渡されたため、8位に降着。これによって岩佐がF3初優勝を果たしていた。
今回は雨の中で完璧な走りを見せたコロンボ。文句なしでF3初優勝を達成した。
岩佐は結局15位フィニッシュ。ポイントには手が届かなかった。
なお、レース1の上位12台がリバースグリッドとなるレース2は、ドゥーハンがポールポジションからスタートする。
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