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レースレポート

F3ポールリカール・レース1:岩佐歩夢、3番手入線も5秒加算ペナルティで8位。優勝スモリア

FIA F3のポール・リカール・ラウンドのレース1は、岩佐歩夢が3番手でフィニッシュするものの、痛恨の5秒加算ペナルティを受けて8位。優勝はアレクサンダー・スモリアだった。

Ayumu Iwasa, Hitech Grand Prix

Mark Sutton / Motorsport Images

 FIA F3の第2ラウンドがポール・リカール・サーキットで行なわれ、アレクサンダー・スモリア(ARTグランプリ)が優勝した。岩佐歩夢(ハイテック)は3番手でフィニッシュしたが、5秒のタイムペナルティを受けて8位フィニッシュとなった。

 レースの大半を支配したのは岩佐だった。

 岩佐は予選で8番手。リバースグリッドで行なわれるレース1は5番グリッドからスタートし、ロケットスタートを決めて一気に3番手まで浮上してみせた。そしてキャラン・ウイリアムズ(イェンツァー)とローガン・サージェント(チャロウズ)を追った。

 先頭を行くウイリアムズはペースが上がらず、7周目にサージェントがオーバーテイク。岩佐もこれに続き、高速コーナーのルボーセでウイリアムズを仕留める。

 2番手に上がった岩佐のペースは首位のサージェントよりも良く、プレッシャーをかけ続ける。そして10周目のターン10への飛び込みで、サージェントをオーバーテイク。遂に首位に浮上して見せた。

 岩佐は後続を引き離せはしないものの、しっかりとサージェントとの差をコントロール。チェッカーを目指した。

 しかし、スモリアとヴィクトー・マルタンス(MPモータースポーツ)が猛烈な勢いで2〜3番手に上がってくる。

 そして17周目、岩佐はスモリアとマルタンスにオーバーテイクを許してしまい、3番手に落ちてしまう。これと同時に、コース外を走行してアドバンテージを得たとして、5秒のタイムペナルティを受けてしまった。

 先頭に立ったスモリアだが、一旦はマルタンスにオーバーテイクを許してしまう。しかしスモリアは諦めず、最終ラップでオーバーテイクを仕返して首位を奪い返すこととなった。

 結局スモリアがトップチェッカー。開幕戦レース1に続く、今季2勝目を挙げた。マルタンスが2位に入り、今季2度目の2位となった。

 岩佐は3番手でフィニッシュしたが、5秒のタイムペナルティを受けたことで、8位に後退。3ポイントの獲得に留まった。3位はウイリアムズとなっている。

 

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