F3ザントフールト:レース3はランキング首位のハウガーが完勝。岩佐は序盤でつまずき11位フィニッシュ
FIA F3のザントフールト・レース3が行なわれ、デニス・ハウガー(プレマ)が優勝。岩佐歩夢(ハイテック)は、レース序盤で後退し11位でレースを終えた。
FIA F3の第6ラウンド、ザントフールト戦を締めくくるレース3が行なわれ、デニス・ハウガー(プレマ)が優勝。岩佐歩夢(ハイテック)はレース序盤で後退し11位でレースを終えた。
レース3は、金曜日に行なわれた予選順位通りのグリッド順でスタートする。ポールポジションは、ランキング首位のデニス・ハウガー(プレマ)。フロントロウ2番手にはデビッド・シューマッハー(トライデント)が並んだ。3番手にはレース2でFIA F3初優勝を遂げたヴィクトー・マルタンス(MPモータースポーツ)がつけた。レース1で3位表彰台、レース2ではリタイヤに終わった岩佐は、9番手からレース3を迎えた。
気温17.7度、路面温度は19.5度と少し涼しい天候の下、24周のレース3がスタートした。
ポールのハウガーがホールショットを決めた一方、後方岩佐はターン3で他車と接触して姿勢を乱したカイオ・コレ(MPモータースポーツ)のリヤにフロントウイングをヒット。ウイング自体に大きなダメージは見られなかったが、これで12番手まで順位を落とすことになった。
レース序盤から2番手シューマッハーをDRS圏外まで振り切ったハウガーは、徐々にリードを広げていった。
ペースの上がらないシューマッハーと3番手マルタンスによるテール・トゥ・ノーズの接近戦が勃発。抜きあぐねるマルタンスの後方には、クレメント・ノバラク(トライデント)、アレクサンダー・スモリャル(ARTグランプリ)、ジャック・ドゥーハン(トライデント)らが連なり、3番手争いの隊列が出来上がった。
22周目には、痺れを切らしたマルタンスがターン3でインを差すと、シューマッハーの左リヤに接触。シューマッハーは押し出される形でウォールに刺さった。
シューマッハーはここでマシンを止め、バーチャルセーフティカーが宣言された。接触の原因を作ったマルタンスには10秒のタイムペナルティが科された。無理をした代償が高くつくことになった。
バーチャルセーフティカーは、ファイナルラップで解除。ハウガーが悠々とトップでチェッカーフラッグを受けた。ファステストラップも加算し計27ポイントを獲得。ランキングでハウガーを追いかける2番手のドゥーハンとの差をさらに広げた。レッドブル・ジュニアのハウガーは、これで今シーズン4勝目と、タイトル獲得に王手をかけた。
2位にノバラク、3位にはスモリャル。タイムペナルティを受けたマルタンスは10位となった。
レース序盤で躓いた岩佐は、11位。接触の影響かレース中はペースが上がらず、前方を走るアーサー・ルクレール(プレマ)からも大きく離されていた。チームメイトのジャック・クロフォードもレース中に順位を落としており、チームとしてのペース不足が露呈することになった。
FIA F3は、9月24日から26日にかけて行なわれる次戦ロシア・ソチが最終戦。このままハウガーがタイトルを手にするのか、それとも残りの3レースで2番手ドゥーハン以下が巻き返すのか。そして何より岩佐の活躍に期待が高まるばかりだ。
順位 | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | Mph |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | デニス ハウガー | プレマ | 24 | - | |||
2 | クレメント ノバラク | トライデント | 24 | 5.300 | 5.300 | 5.300 | |
3 | アレクサンダー スモリャル | ARTグランプリ | 24 | 6.900 | 6.900 | 1.600 | |
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