予選レポート
FIA F3 Monza

フォルナローリが最速。タイトル獲得に向けて絶好のポールポジション獲得|FIA F3最終戦モンツァ予選

FIA F3最終戦モンツァの予選セッションが行なわれ、レオナルド・フォルナローリ(トライデント)が最速タイムをマーク。フィーチャーレースのポールポジションを獲得した。

Leonardo Fornaroli, Trident

Leonardo Fornaroli, Trident

写真:: Simon Galloway / Motorsport Images

 FIA F3第10戦モンツァの予選が行なわれた。このセッションで最速タイムをマークしたのは、レオナルド・フォルナローリ(トライデント)だった。

 今季のF3はこのモンツァがシーズン最終戦。タイトルを狙うドライバーだけでなく、来季に向けて目立った結果を残したいドライバーにとっても重要な1戦だ。

 このモンツァ戦では新たな予選方式が導入され、カーナンバーが偶数のドライバーがグループAに、奇数のドライバーがグループBに振り分けられ、それぞれタイム計測を行なうこととなった。

 まずはグループAから。このグループには奇しくも、ランキングトップ3のフォルナローリ、ガブリエレ・ミニ(プレマ)、ルーク・ブラウニング(ハイテック)の3名が含まれた。

 グループ振り分け制には、ベストなスリップストリームを得るためにトラックポジションを奪い合い、低速走行をするマシンがコースに溢れることを抑制する狙いがあったが、グループAではローレンス・ファン・ホーペン(ARTグランプリ)が争いの中でカスパー・シュトゥカ(MPモータースポーツ)に追突するというアクシデントが発生し、赤旗が提示された。

 走行再開後のグループAではフォルナローリが1分38秒287でトップに。ミニがグループ2番手、ブラウニングはグループ7番手だった。

 グループBでは、アービッド・リンドブラッド(プレマ)やディノ・ベガノビッチ(プレマ)、クリスチャン・マンセル(ARTグランプリ)がタイトル獲得への望みを繋ぐべく出走。スピンやコースオフを喫するドライバーも散見されたが、アレックス・ダン(MPモータースポーツ)がグループ最速となる1分38秒818を記録した。マンセルはグループ4番手、ベガノビッチがグループ5番手、リンドブラッドがグループ9番手だった。

 そして予選を通して最速タイムをマークしたグループAのフォルナローリが、日曜日のフィーチャーレースでポールポジションからスタートすることが決定。グループB最速のダンが2番手フロントロウに並ぶこととなった。その後ろは、最速タイムが記録されたグループAのドライバーが奇数列、グループBのドライバーが偶数列に並ぶ。

 なお、上位12名のリバースグリッドで行なわれる土曜日のスプリントレースではグループBで6番手となったティム・トラムニッツ(MPモータースポーツ)がポールポジションからスタートすることとなった。

 
   
1
 - 
3
   
順位 ドライバー # 周回数 タイム 前車との差 平均速度
1
Leonardo Fornaroli トライデント
4 4

1'38.287

  212.182
2
Gabriele Minì プレマ
2 4

+0.256

1'38.543

0.256 211.631
3
Santiago Ramos トライデント
6 4

+0.417

1'38.704

0.161 211.286

前の記事 3度のセーフティカー出動もなんのその。ヴォイジンが首位譲らず初優勝。モントーヤ2位|FIA F3スパ フィーチャーレース
次の記事 レッドブル育成のトラムニッツF3初優勝……しかしスタート手順違反の疑いで審議対象に。タイトル争いは混沌|FIA F3最終戦モンツァ スプリントレース

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

エディション

日本 日本