F3ベルギーレース1:ピケが初優勝。角田裕毅6位、名取鉄平11位
FIA F3ベルギーラウンドのレース1が行われ、トライデントのペドロ・ピケがF3初優勝を飾った。
写真:: Gareth Harford / Motorsport Images
FIA F3選手権のベルギーラウンドのレース1が行われ、トライデントのペドロ・ピケが勝利を飾った。
ポールポジションのユアン・ダルバラ(プレマ・レーシング)がホールショットを奪うが、ケメルストレートでピケがトップに躍り出て1周目を終えた。角田裕毅(イェンツァー)は自己最高の3番グリッドから好スタート。しかしスタートでポジションを上げるまでには至らず、3番手を維持した。
すると、ストレートエンドのレ・コームで複数台が絡むクラッシュが発生。これにより、バーチャルセーフティカー(VSC) が出された。この混乱をうまく切り抜けた名取鉄平(カーリン)は、20番グリッドからスタートから13番手までポジションを上げた。
2周目途中にレースが再開されると、角田は4番手にポジションを落としてしまう。しかし、3周目のケメルストレートでDRSを使うと、ダルバラとレオナルド・プルチーニ(ハイテック)を2台抜き。一気に2番手へ浮上した。ただ、次の周にはプルチーニが角田を抜き返すなど、激しい競り合いが続いた。
2番手争いを尻目に、先頭のピケはリードを拡大。5周を終えて4秒以上のリードを築いた。
角田は少しペースが苦しくなったか、徐々にポジションダウン。5番手走行中の7周目には、同じレッドブルカラーのマシンを駆るユーリ・ヴィップス(ハイテック)にも迫られるが、ここは巧みに抑え込んでオーバーテイクを阻止した。
ダルバラはプルチーニを交わして2番手を取り戻したが、トップのピケとの差を詰めていくことはできず。すると10周目、ロバート・シュバルツマン(プレマ)がダルバラを交わして2番手に浮上した。
シュバルツマンは少しずつピケの持つリードを削っていったが、残り2周となった時点でその差は3秒以上もあり、ピケの影を踏むことはできず。そのままピケが独走で嬉しいF3初優勝を飾った。
4番手を走っていたプルチーニは終盤に失速。角田以下が一気にこれに追いついた。プルチーニ、角田、ヴィップス、クリスチャン・ルンガー(ARTグランプリ)の4台が4位を巡って激しく争い、ファイナルラップに突入していった。
ターン5のレ・コームではプルチーニ以外の3台が横並びに。しかし、真ん中のラインを走っていた角田とそのアウト側にいたルンガーはコースオフ。ヴィップスが集団のトップに立った。
しかし、ヴィップスは最終シケインへのブレーキングでタイヤをロックさせてしまい、ルンガーが逆転で4位フィニッシュ。ヴィップスが5位、角田が6位となった。名取は、接戦の中でポジションを上げ、11位でフィニッシュしている。
【リザルト】FIA F3選手権ベルギー:レース1
順位 | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | Mph | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Pedro Piquet | トライデント | 17 | - | 25 | |||
2 | Robert Shwartzman | プレマ・レーシング | 17 | 2.2 | 2.20 | 2.20 | 18 | |
3 | Jehan Daruvala | プレマ・レーシング | 17 | 7.6 | 7.60 | 5.40 | 15 | |
4 | Christian Lundgaard | ARTグランプリ | 17 | 14.8 | 14.80 | 7.20 | 12 | |
5 | Jüri Vips | ハイテック・レーシング | 17 | 15.4 | 15.40 | 0.60 | 10 | |
6 | 角田 裕毅 | Jenzer Motorsport | 17 | 16.1 | 16.10 | 0.70 | 8 | |
7 | Leonardo Pulcini | ハイテック・レーシング | 17 | 17.7 | 17.70 | 1.60 | 6 | |
8 | Marcus Armstrong | プレマ・レーシング | 17 | 18.6 | 18.60 | 0.90 | 4 | |
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