【GP3】オーストリア決勝1:福住3位入賞! ARTがトップ4を占める
GP3第2戦オーストリアラウンドのレース1が行われ、ART Grand Prixのジョージ・ラッセルがポール・トゥ・ウィンを飾った。

GP3のオーストリアラウンド決勝レース1が行われ、ART Grand Prixのジョージ・ラッセルがポール・トゥ・ウインを果たした。10番グリッドからスタートした福住仁嶺は、3位入賞を果たした。
24周で行われたレース1は、上位のグリッドからスタートした数名のドライバーがオープニングラップでの混戦によって順位を落とした。スタート後の第1コーナーでニコ・カリ(アーデン)がクラッシュを喫し、さらにターン3でアーデンのレオナルド・プルチーニとシュタイン・シュートホルストによる同士討ちが起こった。カリは順位を落としながらも、隊列に戻ることができたが、プルチーニはレース開始早々にリタイアすることとなった。
プルチーニがコース外でマシンを止めたため、隊列が2周目に入ろうかというところでバーチャルセーフティカー(VSC)が宣告された。プルチーニのマシンが回収され、3周目の終わりでVSCは解除となった。
レースが再スタートを切ったところで、福住の前を走行していたライアン・ティベター(トライデント)が加速に失敗し、福住がそれを交わして5番手に浮上。さらに福住はジュリアーノ・アレジ(トライデント)を攻略し、4番手となった。
さらに3番手のアンソニー・ユベール(ART Grand Prix)に対し10秒のタイムペナルティが課されることが確定し、福住に追い風が吹いた。ユベールは、1周目のプルチーニとシュートホルストの事故の引き金となったのだ。
しかしこれでトップから4番手までART Grand Prix勢が占め、この4名のポジションはチェッカーフラッグまで維持されることとなった。
トップチェッカーを受けたのはポールポジションスタートからポジションを堅持したラッセル、2番手はジャック・エイトケンだった。ユベールの背後について離れなかった福住は4位チェッカーを受けたが、ユベールのタイムペナルティにより順位をひとつ上げ、3位表彰台を獲得した。
なお5番手以下は最終ラップまで熱いバトルが繰り広げられたが、結局ティベターが5位。アレジは一時順位を下げたものの、最終的には6位フィニッシュを果たしている。
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この記事について
シリーズ | FIA F3 |
イベント | Spielberg |
ロケーション | レッドブルリンク |
ドライバー | ジョージ ラッセル , ジャック エイトケン |
チーム | ARTグランプリ |
執筆者 | Jamie Klein |