F2デビューに2億円? プルチーニ、金銭面で折り合いつかずFIA F3参戦へ
2018年のGP3で2勝を挙げランキング4位となったレオナルド・プルチーニは、ハイテックから2019年のFIA F3に参戦する。
写真:: GP3 Series Media Service
今季、GP3の後を継いで開催されるFIA F3。レオナルド・プルチーニは、同カテゴリーで3年目のシーズンを迎えることとなる。
プルチーニは2016年、ユーロフォーミュラ・オープンでチャンピオンを獲得し、2017年はアーデンからGP3に参戦。開幕ラウンドこそ表彰台を獲得したものの、年間ランキングでは13位と苦戦した。翌2018年はカンポスに移籍。ソチ、アブダビの終盤2ラウンドのレース1で優勝を飾り、ART勢に次ぐランキング4位となった。
アブダビでのポストシーズンテストではカンポスとトライデントのF2マシンをドライブしたプルチーニだったが、彼は最終的にハイテックからFIA F3に参戦することを選んだ。
「3年目の今年はとても自信があるから、チャンピオン獲得を目標にしている」とプルチーニはmotorsport.comに語った。
「昨年僕はGP3でARTやトライデントを相手にしてきた。ハイテックの実力を考えれば十分タイトルは狙えるはずだ」
「僕はチームオーナーや数人のチームスタッフのことを知っているが、彼らは本当にプロフェッショナルだ。物事への取り組み方をよく知っている。これはチャンピオンシップにおいて必要なことだと思う」
「僕とチームメイトになるふたりは速くて才能に溢れている。お互いにプッシュし合えるのは良い事だと思う。ユーリ(ヴィップス )は速い」
プルチーニとヴィップスの参戦が発表されたハイテックだが、3台目を誰がドライブするのかは未だ発表されていない。
F2参戦も視野に入れていたプルチーニであったが、参戦に当たって150万ポンド(約2億1千万円)以上を要求してくるチームもあったといい、資金の捻出に苦しんだ結果参戦を断念したという。
「僕はカンポスのF2チームと契約する為、かなり力を入れて交渉した。しかし金銭的な問題で今年参戦することは難しかった」
「でもハイテックを含め、素晴らしいオファーをいくつか受けた。そして僕はこのチームと契約することにした」
ハイテックのチーム代表であるオリー・オークスはプルチーニと契約した経緯について「彼が昨年のGP3で示した才能とプロ意識は、F3の新時代を迎えるにあたって我々のチームにぴったりだ」と語った。
「彼とともに今年、FIA F3のタイトルに挑戦することを楽しみにしている」
なお、同シリーズからは角田裕毅がイエンツァーから、名取鉄平がカーリンから参戦する。
2019年 FIA-F3ラインナップ
チーム |
ドライバー |
---|---|
ハイテック |
ユーリ・ヴィップス レオナルド・プルチーニ TBA |
イエンツァー |
角田裕毅 TBA TBA |
プレマ |
ユアン・ダルバラ マーカス・アームストロング ロバート・シュワルツマン |
ART |
デビッド・ベックマン クリスチャン・ランドガード マックス・フュートレル |
カーリン |
名取鉄平 TBA TBA |
カンポス |
セバスチャン・フェルナンデス アレックス・ペロニ TBA |
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