新生F3はデグラデーションが増加……GP3よりドライビングが難しく?

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新生F3はデグラデーションが増加……GP3よりドライビングが難しく?
執筆:
協力: Jack Benyon
2019/02/05 7:41

今シーズンから始まるFIA F3は、その前身であるGP3よりもタイヤのデグラデーションが大きいため、ドライビングが難しくなるだろうとピレリは考えている。

 ピレリによれば、今季から新たに始まるFIA F3のマシンは、その前身であるGP3よりもタイヤのデグラデーションが大きいため、ドライビングが”より難しくなる”だろうと語る。

 今季から新たにスタートするFIA F3は、F3ヨーロッパ選手権とGP3を融合し、F1、FIA F2直下のカテゴリーとして行われる。

 マシンはエンジンやギヤボックスなど、GP3の特徴を引き継ぐ形となるが、ダウンフォースの増加やセットアップの選択肢が増え、選択肢が広がるということになる。

 この新生FIA F3について、ピレリのモータースポーツ・レーシングマネージャーであるマリオ・イゾラは、タイヤのデグラデーション(性能劣化)がGP3時代よりも大きくなるだろうと認めた。

「マシンの特性が異なるため、我々はF3専用のタイヤを開発した」

 イゾラはそうmotorsport.comに対して語った。

「それに加え、プロモーターからはより多くのデグラデーションが生じるようにという明らかな要望を得ている」

「特にリヤのデグラデーションを大きくし、スティント中にマシンがオーバーステアになるようにしたいという希望があった」

「これを達成するため、我々は新たな構造とコンパウンドのタイヤを準備してきた」

「タイヤのサイズも、リムのサイズも同じだ。しかし、構造とコンパウンドについては、全く新しいものだ」

「彼ら(ドライバーとチーム)は、オーバーステアに対処するべく、準備をすることができる。このタイヤの目標は、スティントの終わりのドライビングを、より難しくすることだ」

「マシンをマネジメントする才能が重要になるのだ」

 イゾラ曰く、この変更は新たなマシンに対して必要なものだったわけではなく、新シリーズを形作るためのものだったと付け加えた。

「マシンに対する変更ではなく、新しい目標を設定するためのリクエストだった」

 そうイゾラは説明する。

「クルマは、昨年までのGP3マシンからそれほど遠くない。理論上は、GP3のタイヤを使うこともできた」

「しかし、これまでとは異なるキャラクターを持つ、新たなマシンが用意された。しかも、プロモーターからは新たなタイヤにして欲しいという依頼もあった。だから我々は、新たなタイヤを開発することにしたのだ」

 なお新しいマシンは、レース中のダウンフォースが制限されることになる。

「フリー走行と予選では、ドライバーはダウンフォースを最大限に活用することができる。しかしレースではリヤウイングの角度が制限されるため、制動距離が少し長くなる。

 F3の技術部門の代表者であるディディエ・ペリンは、FIAのオートマガジンに対してそう語った。

 昨年の11月に発表されて以来、新生F3マシンは、ヘレスとバーレーン、そしてアブダビでテストされてきた。参戦するチームとドライバーは、2月20日に、フランスのマニ・クールで、初走行を経験することになる。

 公式テストは3月20日と21日にポール・リカールで始まり、4月9日と10日にはバルセロナでもテストが実施される。そして4月17日と18日のハンガロリンクテストを経て、5月の第2週にバルセロナでシーズンが開幕する。

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この記事について

シリーズ FIA F3
執筆者 David Evans
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