F3ブダペスト・レース1:岩佐初表彰台の2位! トップチェッカーのコロンボは審議対象に
FIA F3ラウンド4ブタペストのレース1が行なわれた。岩佐歩夢がFIA F3で初となる2位表彰台を獲得。優勝はロレンゾ・コロンボ(カンポス)だった。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
FIA F3のラウンド4ブタペストのレース1がハンガリー・ブタペスト近郊のハンガロリンクで行なわれた。優勝は、ロレンゾ・コロンボ(カンポス)だった。
レース1では、金曜日に行なわれた予選結果から上位12台が逆順にグリッドに並ぶレースとなる。そのため予選12番手のジョニー・エドガー(カーリン)が1番グリッド、日本から唯一参戦する岩佐歩夢(ハイテック)は3番手からレース1をスタートした。
また、予選でポールポジションを獲得したものの、前戦レース3で接触の原因を作ったとして3グリッド降格ペナルティが科されたアーサー・ルクレール(プレマ)は15番手。ランキング2番手のフレデリック・ベスティ(ARTグランプリ)は予選で不必要な減速をしたとして、こちらも3グリッド降格ペナルティが科され、9番手からのスタートとなった。
日差しが燦々と路面を照らしていた金曜日と打って変わり、天候は曇り。路面温度35度と比較的涼しい中22周のレース1がスタート。
ポールのエドガーがターン1でロックアップしたものの、ポジションをキープ。3番手の岩佐も2番手のコロンボのスキを伺う展開となった。レース序盤は、4番手のオリー・コールドウェル(プレマ)以降もトップから大きく離されず、各車DRS圏内の”トレイン状態”が続いていた。
残り15周でここまで入賞のないコロンボがエドガーを交わしトップに立った。抜かれたエドガーのマシンはトラブルを抱えていたようで、そのままストップしリタイアとなった。トップを快走するコロンボから、岩佐は1秒ほど離れた位置でレースを進めた。
レース16周目には、後方から追い上げていたベスティのマシンがホームストレートでギヤトラブルに見舞われてしまいリタイア。チャンピオンシップを争うベスティにとっては痛いノーポイントとなった。これによりセーフティカーが導入され、各車の差が縮まった。
残り4周でレースが再開。コロンボはトップのままチェッカーを受け、自身初入賞&初勝利。ファステストラップポイントを加え、一気に17点を稼いだ。しかし、セーフティカー出動中にセーフティカーとの距離を10車身以内にキープしていなかったとして、レース後審議対象となっている。
2番手の岩佐は、3番手のコールドウェルを振り切り2位を獲得した。岩佐はリバースグリッドの利を活かし、FIA F3で初表彰台獲得となった。
ランキングトップのデニス・ハウガー(プレマ)は、後方11番手から怒涛のオーバーテイクショーを見せ、6位入賞。ランキング2番手以下との差を広げた。
F1の予選、Wシリーズの決勝レース後に行なわれるレース2には、レース1の結果12番手までがリバースグリッドとなる。そのため、レース1で12番手だったエンツォ・フィッティパルディ(チャロウズ)がレース2のポールからスタートすることになる。
順位 | # | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | ポイント | ボーナス | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 21 | Lorenzo Colombo | カンポス | 22 | - | 15 | 2 | ||||
2 | 11 | Ayumu Iwasa | ハイテック | 22 | 1.800 | 1.800 | 1.800 | 12 | |||
3 | 3 | オリー コールドウェル | プレマ | 22 | 2.000 | 2.000 | 0.200 | 10 | |||
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