F3シルバーストン2:最終ラップの激闘制したビスカールが優勝
FIA F3第5戦シルバーストン2のレース2が行なわれ、MPモータースポーツのベント・ビスカールが優勝した。
Bent Viscaal, MP Motorsport
Mark Sutton / Motorsport Images
FIA F3の第5戦が前戦に引き続きシルバーストン・サーキットで行なわれた。20周で争われたレース2は、MPモータースポーツのベント・ビスカールが優勝した。
スタートでいい反応を見せたのは、2番グリッドのリリム・ツェンデリ(トライデント)。ビスカールが2番手に続いた。ポールポジションのベン・バーニコート(カーリン)は3番手に沈んだ。
一方、後方ではルーカス・ダナー(MPモータースポーツ)とカラン・ウイリアムズ(イェンツァー)がクラッシュし、コースサイドでマシンを止めたため、オープニングラップからセーフティカーが出動した。他にもフロントウイングやタイヤにダメージを負い、ピットに戻るマシンが何台かいた。
コース上にオイルが出てしまったこともあり、レース再開は6周目から。3番手のバーニコートはツェンデリとビスカールに離され、トップ2が隊列から抜け出す形となった。
後方では6番手のリアム・ローソン(ハイテック)にオスカー・ピアストリ(プレマ)がオーバーテイクを仕掛けるも、軽く接触。ランオフエリアにはじき出され、ピエストリがポジションを落とす場面もあった。
10周目、レース1のウイナーであるローガン・サージェント(プレマ)は、キャメロン・ダス(カーリン)をターン8でオーバーテイクするも、ターン9へのブレーキングで並ばれ、両者が接触。サージェントはマシンにダメージを負ってしまい、ポイントリーダーとしては痛恨のリタイアとなった。
11周目には、後続を抑えて3番手を走っていたバーニコートも突如スローダウン。コース外にマシンを止めた。これにより、バーチャルセーフティカーが出され、13周目途中で解除された。
3番手に上がったテオ・プルシェール(ARTグランプリ)を先頭に7台が激しく争う中、ツェンデリはビスカールをDRS圏内に従えながらも、決定的なミスを隙を与えず、周回を重ねていく。
残り5周を切ると、トップ2がペースアップ。ファステストラップを出し合いながら3番手以下との差を8秒以上まで広げた。
ツェンデリが逃げ切るかと思われたが、ファイナルラップのターン9でビスカールがインに飛び込みオーバーテイク。しかし、ツェンデリもDRSを使って追いすがり、ターン15から最終コーナーまでサイドバイサイドのバトルを展開した。
ツェンデリが前に出る瞬間もあったが、先にチェッカーを受けたのはビスカール。最終ラップの激闘を制し、初優勝を飾った。
3位でチェッカーを受けたのはプルシェール。こちらもファイナルラップに激しいバトルを展開しており、コース外を走る場面もあった。
ランキング2位のピアストリは6位で5ポイント獲得。リタイアに終わったポイントリーダー、サージェントとの差を1ポイントに詰めた。
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