FIA F3選手権の第7ラウンド、レース1がスパ・フランコルシャンで行なわれた。途中赤旗中断もあった波乱のレースをオリバー・ベアマン(プレマ)が制し、F3初優勝を挙げた。
ポールポジションはザック・オーサリバン(カーリン)。2番手にはファン-マヌエル・コレア(ARTグランプリ)が並んだ。
サーキット上空は曇り空ながら、ドライコンディションで15周のレースがスタート。好スタートでオーサリバンが首位をキープした。しかし、ケメルストレートでスピードを乗せることができず、ストレートエンドのレ・コンブで3番手のブラッド・ベナビデス(カーリン)含むトップ3がバトルした結果、オーサリバンとコレアが接触。両者ピットインを強いられ、上位戦線から脱落してしまった。
うまく接触を避けたベナビデスはコーナーをショートカットする形になったが、首位をキープすることができた。ベナビデスは代わって2番手に浮上してきたオリバー・ベアマン(プレマ)の挑戦を受ける形になったが、2周目にレ・コンブのグラベルでストップしたマシンが出たことで、セーフティカーが出動。このタイミングではベアマンが首位、ベナビデスが2番手となった。
6周目のリスタートでは、ベアマンが首位をキープ。2番手には、ジョニー・エドガー(トライデント)が浮上した。しかし、6番手を争っていたゼイン・マロニー(トライデント)とオリバー・ゲーテ(カンポス)が絡む大クラッシュがブランシモンで発生。すぐさま2度目のSC出動したが、8周目を終えたところで赤旗が掲示され、レース中断となった。なお、幸いマロニーとゲーテには大きな怪我はなかったようだ。
この赤旗中に、3番手のベナビデスには走路外走行でアドバンテージを得たとして、5秒のタイム加算ペナルティが科された。また1周目の接触を引き起こしたとして、オーサリバンやエドガーにも5秒のペナルティが科されている。
マシン回収やタイヤバリアの修復が行なわれた後、SC先導で各車がピットレーンを離れ、10周目にローリングスタートでバトルが再開された。
ベアマンはうまくスタートを決め、後続との差を2秒まで開くことに成功。5秒のペナルティを科されている2番手のエドガーにはベナビデスが襲いかかったがポジションを守りきると、ベアマンとの差を徐々に削っていった。
しかし最終ラップに入った時点で、ベアマンのリードは1.2秒。エドガーはオーバーテイク最大のチャンスであるケメルストレートでDRSを使えず、ここで勝負あり。ベアマンがトップチェッカーを受けた。
2位にはローマン・スタネック(トライデント)。3位にはアレクサンダー・スモリャル(MPモータースポーツ)が入っている。エドガーはペナルティを受けながらも4位となっている。
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