F3ムジェロ:ベスティ、抜きつ抜かれつのバトルを制しレース1逆転優勝
F3第9戦ムジェロのレース1が行なわれ、プレマのフレデリック・ベスティが今季3勝目を挙げた。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
F3第9戦ムジェロのレース1がムジェロ・サーキットで行なわれ、プレマのフレデリック・ベスティが最終周まで続くバトルを制し優勝した。
21周のレースがスタートすると、ポールポジションのリリム・ツェンデリ(トライデント)がホールショット。ジェイク・ヒューズ(HWA)、フレデリック・ベスティ(プレマ)、ローガン・サージェント(プレマ)がそれに続いた。
2周目には、テオ・プルシェール(ARTグランプリ)がサージェントをターン1でオーバーテイクし5番手に。他にもいたるところで接近戦が繰り広げられるが、大きな混乱は起きなかった。
首位のツェンデリはリヤタイヤを滑らせるシーンもあり、後続を引き離すには至らず。5周目には、ヒューズがターン1でイン側に飛び込んでくるが、なんとか抑え込みトップを守った。
その後もツェンデリにプレッシャーをかけ続けたヒューズは、7周目のターン1でアウト側からツェンデリを交わしトップに躍り出るも、翌周にはツェンデリもヒューズと同じようにターン1のアウト側からやり返し、首位を奪還した。後方ではサージェントとプルシェールもポジションを入れ替えながら、周回を重ねた。
しばらくはツェンデリが首位のまま走行を続けたが、13周目にヒューズが再度ターン1でツェンデリを交わしてレースリーダーに。両者がバトルを続けている間に、3番手のベスティが追いついたことにより、ツェンデリは2番手を守る走りに切り替えた。
しかし、ここまでバトルをしていなかったベスティはタイヤに余裕があるのか、15周目のターン1でツェンデリをオーバーテイク。勢いそのまま、ヒューズにも襲いかかっていった。
残り5周となった17周目、ベスティはたやすくヒューズをパス。だがヒューズも粘りの走りでベスティに仕掛け、20周目になんとかベスティの前に立つも、ファイナルラップのホームストレートで逆転を許し万事休す。ベスティが見事なレース運びで今季3勝目を挙げた。
3位はプルシェール。レース序盤をリードしたツェンデリは4位だった。
2度のF1王者エマーソン・フィッティパルディの孫であるエンツォ・フィッティパルディ(HWA)が5位。サージェントは6位だった。
ポイントリーダーのオスカー・ピアストリ(プレマ)は16番グリッドからスタートし11位でポイント獲得ならず。リバースグリッドとなるレース2のポールポジションにはあとひとつ届かなかった。この結果により、ドライバーズランキングではピアストリとサージェントが同ポイントとなった。
リアム・ローソン(ハイテック)が10位となっている。
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