
ラルフ・シューマッハーの息子であるダービット・シューマッハーは、負傷したアレックス・プローニの代役としてFIA F3ソチラウンドに出走する。
FIA F3モンツァラウンドでは、カンポスのアレックス・プローニがクラッシュにより負傷。最終ソチラウンドを欠場することになった。その代役は、元F1ドライバーであるラルフ・シューマッハーの息子、ダービット・シューマッハーに決定した。
プローニはモンツァ戦のレース1で宙を舞う大クラッシュを喫し、脊椎を骨折。現在は回復のために安静にする必要があり、故郷のタスマニアで療養している。
17歳のシューマッハーは今季、フォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン・チャンピオンシップに、父ラルフが経営陣に名を連ねているUSレーシングから参戦している。現在は2ラウンド6レースを残すのみとなっており、彼は3勝を挙げてランキング3番手につけている。
彼は2017〜18年にかけて行われたUAE F4でシングルシーターのキャリアをスタートさせ、ランキング2位に。2018年はドイツF4でランキング9位に入っていた。
今回の決定に際し、ダービット・シューマッハーは次のようにコメントした。
「カンポスレーシングのような有力チームに加わることができて、本当に嬉しく思う」
「このようなマシンをドライブするのは初めてのことなので、できる限り学ぶことに焦点を当てる必要がある」
また、チーム代表で元F1ドライバーのエイドリアン・カンポスはこう述べた。
「私はダービットのような才能溢れるドライバーを暖かく歓迎したいと思う」
「彼にはモータースポーツにおける輝かしい未来が約束されていると確信している。我々は彼がキャリアを積むための助けとなることを目指している」
なお、FIA F2にはミハエル・シューマッハーの息子であるミックが参戦しており、F1ロシアGPのサポートレースに出走する“シューマッハー”姓はこれでふたりとなる。

Mick Schumacher with David Schumacher
Photo by: ITR eV
この記事について
シリーズ | FIA F3 |
ドライバー | Alex Peroni , David Schumacher |
チーム | カンポス・レーシング |
執筆者 | Jack Benyon |