アウディ、アプト失格の背景を説明「単純な管理ミスだ」

FE香港ePrixレース2でトップチェッカーを受けたアプトがまさかの失格。チームは”管理ミス”が原因として、裁定に抗議を提出した。

 アウディ・スポート・アプト・シェフラーは、ダニエル・アプトに失格の裁定が下ったテクニカルパスポートの問題は、パフォーマンス上の優位を得ようとしたために起きたものではなく、単純な管理上のミスによって引き起こされたと主張する。

 アプトはフォーミュラE開幕ラウンドの香港ePrixレース2でトップチェッカーを受けた。しかしレース後の車検で、インバータとモーターに貼られたバーコードが、アプトのマシンのテクニカルパスポートと一致しないことが発覚。これによりアプトには失格の裁定が下り、アウディのワークスチームとしての初勝利、そしてアプトのフォーミュラEでの4年越しの念願達成は幻と化してしまった。

 チームはこの裁定に対して声明を発表。「そのパーツは同一のモノである。そしてホモロゲーションに完全に対応している」と主張した。

「ダニエルは両日共に驚くほどの走りを見せたし、そしてこの勝利に絶対に値する」

 アウディのチーム代表であるアラン・マクニッシュはそう語った。

「疑われるのは、我々に何のアドバンテージももたらすことはなかったマシンのパスポートの管理ミスだ」

「我々はすべての詳細を明確にするための機会が欲しかった。そういうわけで、我々はアピールする意向を発表した」

 このアピールを続けるのかどうかの決定は後日行われる予定で、アウディがそれを決めた場合、今回の問題はFIA国際裁判所に持ち込まれることになる。

 失格裁定が確定すれば、アプトはチャンピオンシップリーダーから陥落してしまうことになる。しかも開幕ラウンドである香港ePrixでは、第3シーズンの王者であるルーカス・ディ・グラッシが振るわなかったため、アプトがチームの全ポイントを獲得したのだ。

 マクニッシュはこの出来事を「苦い1日の終わり」だったと語り、アプトは勝利に値すると繰り返した。

「フィニッシュラインを最初に通過したのはダニエルだった」

 そうマクニッシュは語る。

「彼は本当に、本当にうまくドライブしたと言わなければならない。そして彼はいつでも、それを掴む機会があった」

「今日は彼にとってベストレースの一つだ。その上、彼の25歳の誕生日でもあった」

 アプトはもし勝利を収めていれば、2012年にGP3で勝って以来のことだった。この裁定についてアプトは「悲しみ」であり、「言葉を見つけるのに苦労している」とツイートしている。

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この記事について
シリーズ フォーミュラE
イベント名 香港ePrix
サーキット 香港ストリート・サーキット
ドライバー ダニエル アプト
チーム アウディ・スポーツABT
記事タイプ 速報ニュース