アプトが大逆転でフォーミュラE初優勝。可夢偉ペース上がらず18位

フォーミュラE香港ePrixレース2決勝が行われ、ダニエル・アプトがフォーミュラE初優勝を挙げた。小林可夢偉は18位だった。

 フォーミュラE香港ePrixのレース2決勝が行われ、ダニエル・アプト(アウディ・スポート・アプト・シェフラー)が初優勝を果たした。小林可夢偉(MS&ADアンドレッティ)は18位だった。

 前日のレース1に続いての開催となった香港ePrixのレース2。ポールポジションにつけたのは、今季のスーパーフォーミュラでも参戦1年目ながら大活躍を見せたフェリックス・ローゼンクビスト(マヒンドラ)だった。小林可夢偉は16番手からのスタートである。また予選スーパーポールで2位となったミッチ・エバンス(ジャガー)は、エネルギー違反を犯したために4番グリッドに降格となっている。

 各車がグリッドにつきスタッフが離れ準備が整うも、レースはなかなかスタートしない。どうもスタートライトが機能しなかったようで、急遽セーフティカー先導でのローリングスタートとなった。

 セーフティカー先導ラップは1周のみ、2周目からバトルスタートとなった。

 しかし、まさかの展開。先頭のローゼンクビストがターン1でまさかのスピン! 一気に11番手まで下がってしまった。これでエドアルド・モルタラ(ヴェンチュリ)が労せずしてトップに浮上することとなった。

 5周目、小林可夢偉がニック・ハイドフェルド(マヒンドラ)を抜き、14番手に浮上する。ハイドフェルドのマシンにはトラブルが発生していたようで、一瞬完全に停止してしまい、最下位まで下がってしまう。

 その小林は7周目にアンドレ・ロッテラー(テチータ)に抜かれてしまい、その後最後尾グリッドからスタートしたセバスチャン・ブエミ(ルノー・e.ダムス)にも先行されてしまった。

 なおこのレースのファンブーストは、小林、ルカ・フィリッピ(NIO)、ダニエル・アプト(アウディ・スポート・アプト・シェフラー)に与えられたことが発表された。小林はレース1に続き2戦連続のファンブースト獲得である。

 後方に下がってしまったローゼンクヴィストは、12周目にレース1勝者のサム・バード(DSヴァージン)を交わして8番手に浮上。ルーカス・ディ・グラッシ(アウディ・スポート・アプト・シェフラー)はニコラス・プロスト(ルノー・e.ダムス)を激しいバトルの末に制し、14周目に10番手に浮上した。17周目にはローゼンクヴィストがオリバー・ターベイ(NIO)を抜いて7番手に上がる。

 激しいバトルが展開される後続を尻目に、先頭に立ったモルタラは悠々のひとり旅。2番手アプトとの差を順調に広げていく。

 レース中間地点を迎えようという頃、各車がマシン乗り換えのためピットインを行う。最初にピットに入ったのはブエミで、21周目終了時点。翌22周終了時点でその他ほとんどのマシンがピットに入った。

 全車がピットインを終えた段階でも、モルタラが先頭をキープ。2番手アプトとの差を3秒以上に開いた。さらにローゼンクヴィストが3番手に浮上する。小林はマシン乗り換えに手間取ったか、周回遅れになってしまう。

 30周目を迎えた頃、周回遅れになったハイドフェルドだがペースは良く、先頭のモルタラに追いつき、プレッシャーをかける格好となってしまう。ただモルタラはペースを惑わされることなく、先頭をキープしていく。

 レース後半、6番手争いが激化する。ベルニュとバードという、レース1の首位争いの再現のような状況だ。

 また、先頭を行くモルタラに、徐々に2番手のアプトが接近。ただモルタラはこれに反応。ペースを再び上げ、アプトとの差を再度広げていく。

 ただ上手の手から水がこぼれ落ちたのは43周目。アプトがファンブーストを使ったタイミングで、モルタラがターン2でまさかの単独スピン! これでアプトが首位に立ち、ローゼンクヴィストが2番手に浮上。モルタラは3番手に落ちる。

 アプトは結局そのままチェッカーまで駆け抜け、フォーミュラE参戦4シーズン目にして初優勝。2位にローゼンクヴィスト、3位には目前で勝利を逃したモルタラが入った。

 リンは最終ラップでスローダウンして10位フィニッシュ。またロッテラーは最終コーナーでアウト側のウォールにクラッシュしながら14位でフィニッシュと、散々のデビューラウンドとなってしまった。小林可夢偉はペースが上がらず18位に終わった。

 フォーミュラE第4シーズン第3戦マラケシュePrixは、年明け1月13日に開催される。

→フォーミュラE第2戦香港ePrixレース2決勝結果

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この記事について
シリーズ フォーミュラE
イベント名 香港ePrix
サブイベント レース2決勝
サーキット 香港ストリート・サーキット
ドライバー ダニエル アプト , エドアルド モルタラ , フェリックス ローゼンクヴィスト , 小林 可夢偉
記事タイプ レースレポート