サンティアゴ決勝:ベルニュ優勝。テチータ、FE初のワンツーを達成

フォーミュラE第4戦サンティアゴePrixの決勝が行われ、テチータのジャン-エリック・ベルニュが優勝を果たした。

 フォーミュラE第4戦サンティアゴePrixの決勝は、ジャン-エリック・ベルニュが優勝。2位にはアンドレ・ロッテラーが入り、テチータがフォーミュラE初のワンツーフィニッシュを達成した。

 戦いの舞台となったチリ・サンティアゴは気温29度、路面温度37度というコンディション。予選ではテチータ勢が好調で、ベルニュがポールポジションを獲得し、ロッテラーが3番手と、ルノー・e.ダムスのセバスチャン・ブエミを挟む形となった。

 レッドシグナルが消え37周のレースがスタートすると、ロッテラーが好スタート。一時2番手に浮上したが、ネルソン・ピケJr.(ジャガー)が後方からターン1で抜群のブレーキングを見せ、2番手を奪取した。

 すると、後方ではクラッシュが続発。ホセ・マリア・ロペス(ドラゴン)、マーロ・エンゲル(ベンチュリ)がマシンをコース上で止めてしまったため、セーフティカーが出動した。

 また、ニック・ハイドフェルド(マヒンドラ)も右フロントサスペンションにダメージを負いピットへ。マシンを乗り換え、1周遅れで走行を継続した。

 マシンの処理が終わるまで、隊列はピットレーンを通過。レースは4周目途中から再開された。

 ピケJr.はベルニュに対して接触せんばかりにアタックを仕掛けるが、攻略はならず。4番手のブエミはトップ3についていくのが精一杯のようで、後ろからサム・バード(ヴァージン)からの激しいプレッシャーを受けた。

 8周目にファステストラップを叩き出したベルニュは、ピケとの差を2秒以上に広げていく。その間、ダニエル・アプト(アウディ・スポート・アプト・シェフラー)のマシンにトラブルが起きたのかピットイン。アプトはハイドフェルド同様、マシンを乗り換え走行を続けたが、のちに再びピットに戻りリタイアとなった。

 後方からのスタートだったルーカス・ディ・グラッシ(アウディ・スポート・アプト・シェフラー)、フェリックス・ローゼンクヴィスト(マヒンドラ)は、序盤の混乱を切り抜けそれぞれ9番手、10番手までポジションを上げた。バンピーな路面が影響し、なかなかオーバーテイクができない状況で、ディ・グラッシはターン3でオリバー・ターベイ(NIO)、ニコラス・プロスト(ルノー・e.ダムス)らを次々と攻略し、7番手となった。

 19周目、ロッテラーはピケJr.をオーバーテイクしポジションアップ。また、ディ・グラッシはアレックス・リン(ヴァージン)のオーバーテイクにも成功した。

 19周終わりから続々とマシンがピットイン。今回のレースから最低ピットタイムは廃止されているが、大きな混乱はなく各車がピットインを行っていく。

 ここで順位を上げたのは、ローゼンクヴィスト。一気に5番手までジャンプアップした。一方、ディ・グラッシは2台目のマシンにトラブルが発生。コース上でストップしてしまった。これでアウディは2台ともリタイア。ピットに戻ったディ・グラッシはカメラを押しのけ怒りを露わにした。第3シーズンの王者は、開幕から悪夢のようなシーズンが続いている。

 ピット作業でワンツー態勢を確かなものにしたテチータ勢だが、先頭を行くベルニュのペースが上がらず、ロッテラーが徐々に接近してくる。さらにその後方のマシンもベルニュよりも良いペースで走り、上位6台の差が徐々に縮まっていった。

 ブエミはファンブーストを使用しピケJr.に追いつきオーバーテイク、表彰台圏内に浮上した。一方、テチータ同士の首位争いも白熱。完全に2台横並びでコーナーに進入したロッテラーとベルニュだが、ここはなんとかベルニュがしのいだ。これによって上位6台の差が一気に縮まった。

 ピケJr.は諦めずにブエミのインに飛び込むが、止まりきれず。これで6番手までポジションを落としてしまった。

 33周目、ターン3のブレーキングで挙動を乱したロッテラーは、ベルニュのリヤに乗り上げてしまう形に。両者はタイヤをロックさせながらも、なんとかターン3をクリアすることができた。しかしベルニュは無線で怒りを爆発させた。

 残り3周になり、3番手ブエミ以下、ローゼンクヴィスト、バードの激しい3位争いの一方、ロッテラーも果敢に首位をうかがった。

 しかしそのまま順位は変わらず、ベルニュがトップチェッカー。ロッテラーは優勝ならずも、嬉しい初表彰台獲得となった。テチータは、フォーミュラE史上初のワンツーフィニッシュを達成した。

 ブエミは、これで2戦連続の表彰台獲得。ローゼンクヴィストは14番グリッドから脅威の追い上げで4位となった。

 →フォーミュラE第4戦サンティアゴePrix:決勝結果

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この記事について
シリーズ フォーミュラE
イベント名 サンティアゴePrix
記事タイプ 速報ニュース