ディ・グラッシ、引退後はFIA会長に立候補? レース界への貢献に意欲

フォーミュラE現王者のルーカス・ディ・グラッシは、レーサー引退後にFIA会長に立候補することに興味を持っていると明かした。

 現在、アウディ・スポート・アプト・シェフラーに所属しフォーミュラEを戦っているルーカス・ディ・グラッシは、レーシングドライバーとしてのキャリアを終えた後、国際自動車連盟(FIA)の会長選挙に立候補し、モータースポーツ界全体の向上に貢献していくことに興味を持っているようだ。

 ディ・グラッシは非常に知的な人物だ。ブラジルの有名なビジネススクールIBMECで経済学を学び、高い知能指数(IQ)を有する者が所属する団体『MENSA』の会員でもある。

 彼はドライバーとしてレースを戦う傍ら、昨年9月から自動運転車によるドライバー無しのレース、”ロボレース”のCEOを務めている。また、彼はモータースポーツにおける安全性の向上にも尽力。モータースポーツ全体で変わりゆく世界のことを考える必要があると訴えるなど、様々な活動を行っている。フォーミュラEには、シリーズ発足前に開発ドライバーを務めるなど、最初期から携わっている。

 彼はmotorsport.comに対して、FIAの会長に立候補することを含め、将来モータースポーツを率いていく立場に就くことに”当然”興味を持っていると語った。

「僕は自分がやっているスポーツが大好きだ。そして僕は時に、他の人とは全く異なる考え方を持っている時がある」

「僕たちがフォーミュラEを始めた時もそうだったし、5年前にWECに参戦していた時にこのままではLMP1クラスの存続が危ういという考えを示した時もそうだった。ロボレースについてもそうだ」

「僕はこのスポーツの役に立ちたい。よりエキサイティングなモノにしていきたいし、レースをより良く、より安全にしていくことに取り組みたい。そして同時にスポンサーの減少により財政問題が増え、カテゴリーが減っていく現状の中で、モータースポーツに押し寄せる荒波に対抗したいんだ」

「もちろん、今後はそういったことをしたいが、僕はまだ若い。僕にはまだ今後、たくさんの時間がある。でも大それたことを考えたっていいし、FIAの会長に立候補することを考えたっていいじゃないか」

「自分でそれが正しいやり方だと確信できて、人々が僕のアイデアを共有したいと思ってくれるのであれば、喜んでそうするつもりだ」

 カテゴリーのチャンピオンになったドライバーは、ほぼ自動的にそのカテゴリーの”顔”となり、アンバサダー的な役割を果たすことになるが、ディ・グラッシが実際の”政治家”になるところは容易に想像出来る。

 彼は自分の見解を率直かつ雄弁に語ることができ、将来の予想図を妄想するだけでなく、それを成し遂げるための道を考えることができる人物だ。彼は間違いなく、数少ないFIA会長候補者のひとりだと言ってもいいだろう。

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この記事について
シリーズ フォーミュラE
ドライバー ルーカス ディ・グラッシ
記事タイプ 速報ニュース