ディ・グラッシ、決勝で非耐火性アンダーウェアを着用し罰金科される
ディ・グラッシは決勝で2位となったものの、非耐火性のアンダーウェアを着用したことが問われ、罰金を科せられた。







フォーミュラE第6戦プンタ・デル・エステePrix予選でタイム抹消となったルーカス・ディ・グラッシ(アウディ・スポート・アプト・シェフラー)は決勝で2位となったものの、非耐火性のアンダーウェアを着用したことが問われ、罰金を科せられた。
プンタ・デル・エステePrixの決勝レースではディ・グラッシとの激しい戦いを制したジャン-エリック・ベルニュ(テチータ)が優勝。今季2勝目を挙げ、ランキング首位の座を堅持した。
2位となったディ・グラッシは、レース後にスチュワードに呼び出され「レーシングスーツやヘルメット、FHR(フロントヘッドレストやハンス)などの装備品をチェックしたところ、ISC(インターナショナル・スポーツ・コード)で認可されていない耐火性アンダーウェアを装着していた」ことを注意された。
ディ・グラッシは1万ユーロ(130万円)の罰金とペナルティポイント3点を科されることとなったが、シーズン初の表彰台は剥奪されることはない。
FIAはこの件について次のように報告している。
「ドライバー(ディ・グラッシ)はそのことについて謝罪していた」
「スチュワードはこの件に対し、罰金によるペナルティで十分であると考えている。また安全規則に反したため、ペナルティポイントは付与されるべきであると判断した」
ディ・グラッシは、ウルグアイ沿岸周辺で行われたレースであったため認可されているアンダーウェアは全て汗で濡れてしまったため、非耐火性のアンダーウェアを着用していたと説明した。
「僕のミスだ。絶対に起こりえないことだった。ただその日はいつもと違っていた」
「レースは暑い中で行われ、僕はアンダーウェアを使い果たしてしまっていた。汗で濡れたものを使いたくなかったから、新しいものを着たんだ」
「ピットストップでは、シートベルトなど必要とされている安全措置を遵守した。実際に安全のために重要とされていることは全て実行した」
「僕はこの(認可されていない)アンダーウェアを着ることを問題視していなかった。しかしもちろん、レース中にはコンプライアンスに則った安全装備を使用しなくてはならないことを認識していなければならない」
この記事について
シリーズ | フォーミュラE |
イベント | プンタ・デル・エステePrix |
ロケーション | プンタ・デル・エステ市街地 |
ドライバー | ルーカス ディ・グラッシ |
チーム | アウディ・スポーツABT |
執筆者 | Alex Kalinauckas |