フォーミュラE最終戦は一転中止へ、バーミンガムでの代替開催を検討?

急遽中止となったフォーミュラE最終戦モントリオール。その代替案として、バーミンガム公道での開催が検討されているようだ。

 フォーミュラEは、キャンセルとなった最終戦モントリールePrixの代替レース開催地として、イギリス・バーミンガムの公道を検討しているようだ。

 フォーミュラE第4シーズンの最終ラウンドとしてカレンダー入りしていたモントリオールePrixのダブルヘッダー。しかし同市の市長が変わったことで、一転開催が中止されることがほぼ確実になっている。最終的な判断は、今週行われる取締役会で下されることになるようだ。

 これに伴い、フォーミュラEでは代替ラウンドの開催地を検討している。motorsport.comでは、その候補地としてバーミンガムが検討されていることを掴んでいる。しかしこれは最終戦として行われるわけではなく、6月末開催が目指されている模様。7月16日と17日に行われるニューヨークePrixが、今シーズン最終戦ということになるようだ。

 フォーミュラEは2015年のロンドンePrixを最後に、イギリス国内では開催されていない。当初、バターシーパークでの開催は5年間の予定だったが、地元の反対に遭ったためわずか2年の開催で中止せざるを得なくなってしまった。

 しかしシリーズのCEOであるアレハンドロ・アガグはmotorsport.comに対し、ロンドンで再び開催できる日と待ち望んでいると明かした。さらにアガグは、イギリスにはバーミンガムの他にも、検討中の候補地があることを示唆している。

 バーミンガムは1986年から1990年にかけて、市内の公道を使ってSuperPrixと名付けられたイベントを開催していた。これは国際F3000をメインに、BTCC(英国ツーリングカー選手権)などのサポートイベントを含め、複数のレースを実施するものだった。

 準備期間が短いということは、開催に名乗りを挙げる候補地にとって難題となる。そのため、実際にモントリオールの代替開催を目指すことが決まった場合は、全く新しいレースを生み出すようなシナリオにはならない可能性が高い。

 ドイツのノリスリンクでは、6月23〜24日にかけてDTMを開催する予定だ。そのため、翌週同じインフラを使い、フォーミュラEを開催できる可能性はある。

 もうひとつの選択肢は、ローマePrixをダブルヘッダーにするという可能性だ。ローマは地元の政治的支援を受けているイベントでもあり、チケットは既に完売となっている。ただし、モントリオールで予定されていたダブルヘッダーを完全に置き換えることはできないだろう。

ドニントンパークやブランズハッチでのレースも検討

 フォーミュラEは、前述の他にもドニントンパークやブランズハッチでレースを開催することも検討していたようだ。中でもドニントンパークは、一時代替の候補地として最有力候補となっていたとみられる。

 同サーキットは、第1シーズンの開幕前に模擬レースが開催された場所でもある。さらに第1〜第3シーズンの開幕前には公式テストが行われ、その間全チームの本拠地が置かれていた。現在も複数のチームの拠点があり、フォーミュラEの物流の中心地にもなっている。

 しかしチームは、ドニントンパークでの開催を真剣には検討しなかったようだ。フォーミュラEは”電動マシンでの公道レース”というメッセージを発信しており、常設サーキットであるドニントンパークでの開催は、これに沿わないと考えられたのだ。

 一方でブランズハッチは、不適切な要素もそれほどなく、ロンドンからも近いため、首都圏の企業にアピールするためには絶好の機会を提供すると考えられた。しかしこちらも、現在では代替候補地から脱落しているとみられている。

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ フォーミュラE
記事タイプ 速報ニュース